垂れ幕1枚で95円にもなるなら、けっこう「遣り甲斐」のある仕事ではないだろうか。なにもしないで家でごろごろしているよりは、外に出て、歩いて、腰を曲げて、拾う。健康にもかなりいいと思われる。筆者の身の回りでも、お年寄りたちがグループを作ってバイト的にせっせと収去作業をやっている姿が見える。微笑ましい光景である。グループでやるから、一日に1,000枚、2,000枚と集めることができる。ばかにならない額となる。
地域ごとに不法広告物の収去補償内容がそれぞれに違う。自治体に問い合わせが必要だ。この制度を導入することにより、きれいで安全な道になっているか注目されるところだが、筆者が見るところ、そういえば最近、道端にエッチな写真とかマンション分譲などのチラシが見えなくなったな、と感じている。効果はかなり大きいもののようだ。
これは「クール コリア」といえるのではないだろうか。2020年7月18日号で「#279 KTXの改札に人もマシンもない」としてお届けして以来、久しぶりとなる。今回の「クール コリア」は本メルマガの通し番号でいうと「007」になる。これからも「クール コリア」、乞うご期待。
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