3/20宮城沖M6.9発生を事前に予測した専門家が警戒する「次の地震」

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20日夜6時9分ごろ、宮城県沖を震源とするマグニチュード(M)6.9(深さ59km)最大震度5強という地震が発生した。あの東日本大震災から丸10年目を迎えた9日後の「緊急地震速報」に驚いた人も多かったに違いない。

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image by: 気象庁

東北地方では、2月13日にも福島沖を震源とするM7.3(深さ55km)の地震が発生したばかりだった。気象庁は一連の地震を「2011年3月11日に発生した東日本大震災の余震」と結論づけているが、今回の20日の地震を事前に予測し、メールマガジンの号外で伝えていた専門家がいる。メルマガ『週刊MEGA地震予測』の発行者であり、地震予測の権威として知られる村井俊治東大名誉教授が取締役会長をつとめる「JESEA 地震科学探査機構」だ。

週刊MEGA地震予測』は2月22日配信の号外で、3月20日までに北海道太平洋沖でM6.0±0.5の地震が発生すると警告していた。

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image by: メルマガ『週刊MEGA地震予測』より

今回の地震について『週刊MEGA地震予測』の発行者として予測を出した、「JESEA 地震科学探査機構」で取締役会長をつとめる村井俊治・東京大学名誉教授は21日、自身のTwitterで今回の地震を号外で予測していたことを公表した。そして、「デッドラインのギリギリで地震が起きましたので、科学的根拠に基づく予測が正しかったと思います。」と、予測の根拠が示されたことに自信をのぞかせた。

週刊MEGA地震予測』によると、今後は「いま警戒すべき3地域」として「東北地方~北海道太平洋岸」「北信越地方」「首都圏・伊豆諸島・伊豆半島」を挙げ、同3地域の異常については今後も詳しく分析していくとしている。どれほどの切迫度なのか、想定される震源や規模はどれくらいなのか、今後の配信を待ちたい。

【関連】東日本大震災から10年、地震予測の権威が指摘する「いま警戒すべき3地域」とは?最新リモートセンシング技術が日本列島の異変を捉えた

備えあれば憂いなし

気象庁などの公的機関の情報を参考にするのはもちろん、地震の予知に関する研究を続けている機関の発行するメールマガジンを購読することも、防災に繋がる準備の一つではないだろうか。避難経路の確認、防災グッズの準備、そして地震メルマガの購読などで事前に情報を得ておくことは、来るべき巨大地震への備えになるだろう。今一度、改めて身の回りの「防災準備」をチェックしてみることをオススメしたい。

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