V6の解散発表を悲しむファンに三宅健がラジオで伝えた「最後の一言」

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結成時からメンバーが変わることも欠けることもなく、昨年25周年を迎えた「V6」が、今年11月1日のデビュー記念日をもって解散すると発表がありました。有名芸能リポーターの井上公造さんが11月に創刊したメルマガ『井上公造の「とっておき芸能情報+LIVE」』では、ジャニーズ取材歴30年の芸能リポーター・駒井千佳子さんが「美学を貫いた」と、解散の決断について思いを綴ります。駒井さんは、メンバーの三宅健が、解散発表後最初の自身のラジオ番組でファンに伝えたメッセージを紹介。いつもファンに寄り添ってきた三宅を「アイドルの中のアイドル」と評しています。

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駒井千佳子の「イケメン倶楽部」:美学を貫いた「V6」、最終章はこれから…

「V6」の解散が発表された。メンバーが1人も欠けることなく四半世紀もの間、活動を続けてきたことは奇跡のようなものだと思う。

ジャニーズ事務所から発表された文書の中に、「この6人でなければV6ではない」という言葉がある。これは、メンバー全員の一致した思いだ。だから彼らは、森田剛くんの「ジャニーズ事務所を離れた環境で役者としてチャレンジしたい」という申し出を受け入れた時、「解散」という選択をした。V6の美学を貫いたのだ。

プロ集団

V6は、それぞれが違う分野の第一線で活躍するプロフェッショナル集団だ。抜群の歌唱力を持つ坂本昌行くんは、数多くのブロードウェイミュージカルの日本版で主役を務めている。

長野博くんは、俳優業の他に、調理師免許と野菜ソムリエの資格を持ち、3本のレギュラー番組ではグルメリポートをすることも多い。彼の食リポは、味や食材の表現力が非常に豊かだ。

井ノ原快彦くんのMCの巧みさは、皆さんもご存知のとおり。コンサートのMCでも、しゃべっていないメンバーから上手に言葉を引き出し、場を盛り上げてくれる。V6のコンサートに行くと毎回、イノッチの言葉選びのうまさに唸(うな)ってしまうほど。

岡田准一くんは、今や日本を代表する俳優だし、森田くんは、役が憑依(ひょうい)してしまうタイプの“役者”だと思う。森田くんが出演する舞台や映画を見ると、恐ろしいほどのリアルさに目が釘付けになってしまうのだ。

手話を始めた理由

三宅健くんはマルチな才能を持っている。K-POPにも詳しいし、インテリアにも造詣(ぞうけい)が深い。特筆すべきは手話だろう。NHK-Eテレ「みんなの手話」でナビゲーターを務め、パラリンピックのスペシャルサポーターにも任命された。

きっかけは、V6の10周年の握手会。聴覚障がいのファンから手話で話しかけられた時、理解できなかったことが悔しくて手話の勉強を始めた。手話だけでなく、V6のコンサートの映像作品に字幕を付けるように提案したのも三宅くんだ。さらに、「三宅健のラヂオ」を放送しているbayfmでは、彼の意をくんで、放送翌日には文字起こしをして公式サイトにアップしている。

その「三宅健のラヂオ」の15日の放送では、急きょ録音したものが流された。出演している舞台「藪原検校(やぶはらけんぎょう)」の公演先である石川県のホテルからリモートで録音したものだ。

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