五輪開催も可能?日経が報じた「ワクチンパスポート」浸透に尽力する日本人

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今夏に迫る東京五輪の開催が危ぶまれる中、日本側が最も懸念しているのが、変異株が持ち込まれることや、海外の選手団のワクチン接種の有無ではないでしょうか。海外から来日する選手団が「どのワクチンをいつ、接種したか」を証明させる手段がひと目でわかれば、五輪開催も現実的なものとなるはずです。その手段となるのが「ワクチンパスポート」です。日本に「ワクチンパスポート」の存在を浸透させるために尽力されている、メルマガ『房広治の「Nothing to lose! 失う物は何も無い。」』の発行者で有名投資家の房広治さんは、房さん自身が日経新聞などのメディアに働きかけることで「ワクチンパスポート」の存在が日本でも取り上げられるようになった現状を紹介。これが浸透することで、日本の五輪開催も現実的になると力説しています。

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日本経済新聞に取り上げられた「ワクチンパスポート」の存在

ワクチンパスポート。日本では、まだ聞きなれない言葉だ。しかし、オリンピックを開催するのであれば、ワクチンパスポートの概念を浸透させるべきだし、夏の開催までに導入できるかを検討するべきだと思う。

ワクチンパスポートとは、スマホからサーバーに接続して、本人がいつ、どの種類のワクチンを接種したかなどの情報を入国管理局で示せるようにし、ちゃんとワクチン接種をしている海外からの観客をオリンピックの時期に迎えることができるというコンセプトである。

2月19日に、イギリスでは、「ワクチンパスポートは必要であり、現在のところ12の課題がある」と発表された。要旨はこのリンクから。

12の課題とは、 

  1. Meet benchmarks for COVID-19 immunity; 
    新型コロナ免疫の指標を満たす
  1. Accommodate differences between vaccines in their efficacy, and changes in vaccine efficacy against emerging variants;
    ワクチンの有効性の違いを調整する。新たな変異株に対するワクチンの有効性の変化にも対応する
  1. Be internationally standardised 
    国際規格をつくるべき
  1. Have verifiable credentials; 
    情報の正確さが確認できること
  1. Have defined uses; 
    用途が決まっていること
  1. Be based on a platform of interoperable technologies; 
    いろいろなテクノロジーでも使えるプラットフォームに準じていること。
  1. Be secure for personal data; 
    個人情報の保護のセキュリティー対策ができていること
  1. Be portable;
    持ち運べること 
  1. Be affordable to individuals and governments; 
    個人や政府にとって、安いと感じられる価格設定であること
  1. Meet legal standards; 
    法規制を満足させるものであること
  1. Meet ethical standards; 
    倫理的基準を満たしていること
  1. Have conditions of use that are understood and accepted by the passport holders. 
    使用条件を理解し、合意した後でしか使えないようにすること

このうち、3、6、7、9、10、11、12の8つは、テクノロジーの課題で、私としては、2カ月で解決できると思っている。

すなわち3と6は、昨年11月23日にISOから発表になったオンラインシステムの国際規格ISO 24643に準じて作れば完成できる。 

7は、サーバー上の電子カルテにスマホからアクセスするようにすれば、解決する。 

8も、スマホからワクチンパスポートを読み取れるようにすれば、どこにでも持ち運べる。 

10と11をできるだけ早く、国会で議論し決めてしまえば、今から始めれば夏に間に合うと思う。 

どなたか河野大臣に私のこの意見を伝えてください。

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