掃除の仕方一つで何がそんなにわかるのかと思われる人もいるでしょうが、ハッキリ言ってわかります。多分、これは新人スタッフを教育してきた経験のある人ならご理解いただけると思います。
クリエイティブに働ける人というのは、自分の頭で考えて、自分で動ける人ばかりなので、その後も伸びていくものなのです。そして、そういう人を見抜くことができると、仕事を任せても大きな失敗は少なくなりますし、効率良く成長して利益をもたらしてくれるものなので、教育者はこの辺を本当によく見ています。
「自分にしかできない仕事をしたい」という人が、今の世の中にはたくさんいるように思います。それは決して悪いことではないと思いますし、できるのならどんどんやってほしいなと思うことでもあるのですが、「自分にしかできない仕事」は、自分で作り出さなければいけません。
ものすごく壮大なプロジェクトのようなものを思い描いている人も中にはいますが、それはあくまで最終形の話であって、誰にでもできる地味な仕事でも、「その人がやると何か違うよね」と感じられる仕事はできるわけです。
そこにクリエイティブさを発揮できない人が、「自分にしかできない仕事をしたい」といくら喚いても、「いや、こんな簡単なことすらできないじゃん」と一蹴されるだけです。
だとしたら、まずは目の前にある仕事をどれだけ自分なりに創造的にこなせるかを考えてみましょう。もっと効率良くするためにはどうすれば良いか?もっと利益を生み出すためにはどうすれば良いか?
その積み重ねが、あなたにしかできない仕事になり、あなたが求められる理由になります。小さく地味と思える仕事でも、どんどんクリエイティブな働きをしていきましょう。
今日の質問です。
- あなたがやっている仕事(作業でも)で、誰にでもできる簡単と思えるような仕事はありませんか?
- それを「あなたにしかできないレベル」にまで引き上げるとしたら、どんな仕事の仕方ができますか?
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