絶望に次ぐ絶望。ワクチン予約システムがクソゲー状態という悪夢

 

百歩譲って、このシステムを使うにしても、自治体の予約が重ならないように負荷分散をすれば、少しはマシだったと思います。

  1. 自治体毎に日時の分散を
    特に人口の多い首都圏の自治体は、予約開始の日時が被らないように分散すればよかったのではないでしょうか。稲城市の26日のように。これは厚労省が指導すればできたはず
  2. 同じ自治体でも、予約枠を二分する
    券種番号末尾が奇数の人、偶数の人で、あらかじめ予約枠を二分して、別の日時で受注するようにすれば、負荷は半分になったはずです。これも運用面でなんとかなりそう

残念だなあ、コストをかけずにできる改善案なのに。

と言った改善案も行われることなく、おそらく、今度は自分自身のワクチン接種予約で、もう一度悪夢を見ることでしょう。と思っていたら、当メルマガ読者も多いであろう横浜市で1時間後にダウンしたそうですね。

そこで、個人でできる傾向と対策は

  1. 開始直後はアクセスが集中するのでやめる
  2. 4時間ぐらい経過してからアクセス開始
  3. 場所は人気がなさそうなところを選ぶ
  4. 日時は、〇がついている直近日ではなく先を選ぶ
  5. ダウンしてもそんなもんさと怒らない

ことぐらいでしょうか?

私のようにシャカリキになった人ほどバカを見る仕組みですのでご注意を。

後日、母に聴くと、ご近所の老人会仲間もひどい目にあっているらしいです。子供たちにも手伝ってもらいながら、ご近所の病院は既にいっぱいで選べず、どこか遠くの会場になってしまった人が多いらしいのです。

まさに、ジャパニーズ・ワクチン・ラプソディ。

iU教員仲間の佐藤紀行さんによれば、最初から、このためだけのシステムなど作らず、チケットぴあやEチケットのシステムを使わせてもらえば良かったとのこと。実際にその案を採用している自治体もあるようです。かしこいなあ。

マスメディアも、毎日、感染者の数だけ報道していないで、この目に見えない悲喜劇と、その対応策をきちんと取材してほしいですね。

やれやれ。大丈夫かニッポン!?

読者のみなさんのワクチン接種予約が、どうかうまくいきますように!!

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image by: Shutterstock.com

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1963年東京墨田区出身。87年慶応大経済卒。イマジニア新卒一期で飛込営業と株式投資ゲーム開発。88年日興證券でAI相続診断システム開発研修統括。91年家業の国産Tシャツメーカー久米繊維工業入社。94年三代目社長就任(現相談役)。97年日経インターネットアワード、05年経産省IT経営百選、09年東商勇気ある経営大賞等受賞。10年APEC中小企業サミット日本代表。20年開学の新大学iUでは起業家教育・地域創生担当教授。明治大、多摩大の授業や企業団体研修に即した25万部超の「すぐやる技術」シリーズ等著書15冊。内外情勢調査会等で毎年数千人に講師。東京商工会議所墨田支部副会長、墨田区観光協会理事、墨田区文化振興財団 評議員として地元振興。新日本フィルハーモニー交響楽団・NBS日本舞台芸術振興会・日本吟剣詩舞振興会 各評議員として文化芸術振興。

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