もはや寒いコント。菅首相がNHK国会中継で魅せた渾身の連続ボケ

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「末は博士か大臣か」などと語られたのも今は昔、少なくとも我が国における大臣は、期待を寄せられる存在からは転落してしまったようです。今回の『きっこのメルマガ』では人気ブロガーのきっこさんが、5月10日の参院予算委員会における「内閣の首長たる大臣」である菅首相の答弁を、文字起こしした形で紹介。そこから見えてくるのは、国民に対する一切の責務を放棄した菅内閣の本質でした。

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厚顔無恥な菅首相のコント答弁

5月10日、各紙各局の先週末の世論調査の結果が報じられ、どの媒体も内閣支持率の下落と不支持率の上昇が伝えられました。後手後手の新型コロナ対策や民意を無視した東京五輪の強行を始め、あまりにもお粗末すぎる菅内閣の素人運営を見れば、この結果は当然ですが、あたしが意外だったのは「菅内閣の支持率が昨年9月の政権発足以来、最低の40.0%となった」というJNNの報道でした。

何故なら、もうとっくに40%を割り込んでいたと思っていたからです。これほど酷い内閣を10人のうち4人が支持しているなんて、にわかには信じられないほどの衝撃の数字です。あたしは、現在の内閣支持率は10%台後半から20%台前半くらいだと思っていました。どうしてかと言うと、一度でも国会中継を見れば、小学生でも菅義偉首相の酷さが分かるからです。

インターネットが普及していなかった30年前ならともかく、今は衆参両院の国会中継が最初から最後まで無料配信されています。首相官邸からの恫喝に萎縮してNHKが国会中継を中止しても、スマホがあれば誰でも見ることができます。そして、一度でもノーカットの国会中継を見れば、今の菅政権の面々がどれほど国民を軽視しているか、一目瞭然です。それなのに、これほど酷い内閣の支持率が未だに40%もあるなんて、これは、国民の大半が国会中継など一度も見たことがないのでは?…と推測せざるを得ません。

そこで今回は、世論調査の結果が報じられた5月10日の衆議院予算委員会の中から、立憲民主党の山井和則議員の質疑と、それに対する菅義偉首相の答弁を、文字起こしして紹介したいと思います。これまで一度もノーカットの国会中継を見たことがない人は、あまりの酷さに「きっこが意図的に酷い答弁を選んだのだろう」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。これが菅首相のスタンダード、毎回こんな感じなのです。それでは、まるでコントのような菅首相の答弁をお楽しみください。

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