日本が超えてしまったデリケートなライン
いろいろとデリケートで、一筋縄ではいかぬ状況に置かれていると思われますが、日本としては、バイデン政権に乗せられる形で、台湾へのコミットメントを明言してしまった時点で、確実に米中間の戦いに巻き込まれていることを理解して、しっかりと対処方針を固めておく必要があります。
“有事”にもいろいろなケースが考えられますので、できるだけ多くのシナリオを用意し、それぞれに対する詳細な対応戦略を持ち、実際に発動できる状況を早急に完成させておく必要があります。
日本はすでに「曖昧な態度」が許されたデリケートなラインは超えてしまいました。そう遠くない将来、米中から「で、どちらにつくことにしたんだい?」と踏み絵を用意されることになると思われます。もうすでにアメリカサイドを選んだように理解していますが、そうならば、その方針と覚悟に沿った対応策を具体的に用意しないと大変なことになるでしょう。
台湾カードが手札に加わってしまった日本。果たしてそれを上手に使う術と覚悟は持っているでしょうか?
さて、皆さんはどう思われますか?
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image by: 防衛省 海上自衛隊 - Home | Facebook