編集後記
いじめ問題がメディアに報じられ、一部炎上が起きるほどの問題となると、必ず出てくるのが、「加害者の将来」主張です。
ネットでは特定班が動き、次々と個人情報が晒されます。もっとも、間違った情報も出るので、二次被害が発生することもあり問題視されています。
仮に間違った情報がネット民によって晒されれば、それ自体は注意すべき問題なのですが、ここにマウントして「加害者の将来がー」「加害者の人権がー」と騒ぎに便乗したりします。
私も毎回この「加害者のー」ということは質問されますが、私の答えはいつも同じです。
「加害者の前に被害者の人権を考えています」
確かに加害者が更生する道筋は作るべきだと思いますが、命を絶つほどの被害や一生苦しみ続ける被害者の人権には配慮が足りないと思いますし、社会全体として被害者を支えるインフラはまだまだ未整備の状況だと思います。
こうした道筋には、様々な意見や実態に対応していく必要があり、一足飛びに、何か簡単な裏技があるとは思えませんから険しい道であろうと思います。
これについては、NPO法人ユース・ガーディアンの他のメンバーなども迎えるか意見を予め集めて、「まぐまぐ!Live」で読者の皆様とお話しできたらと思います。
「まぐまぐ!Live」については、予定が決まり次第、『伝説の探偵』の号外を使ってお知らせするようにいたしますので、ご意見のある方や一緒に考えたいという方はぜひとも『伝説の探偵』への登録をお願いいたします。
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