なぜ都会で流行が終わった商品が地方で「もう一度」売れるのか?

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流行の移り変わりは早く、ビジネスにするには「初期投資を回収できるかどうか」レベルのシビアな世界のようです。しかし、今回の無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』では繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんが、実は流行りが廃れたと思われていたものでも「受け入れられる場所」があるとして、そのチャンスを引き出す方法を紹介しています。

10年前に流行ったことが、●●県では新ビジネスになる!?

“○○が流行りそうだ!”と目論み、設備投資をし、実際にある程度は稼ぐことができた。しかし、流行の移り変わりは予想外に早い。「トントン」なら、まだ良い方です。初期投資を回収できていない場合も多いのです。

失敗だったと諦めるしかないのでしょうか。

いや、まだ手はあります。

マーケティングのセオリーでは、衰退期に打つ手としては、「別の価値を創る」があります。しかし、容易ではありません。ならば、あまり使われることはありませんが、“裏の手”があるのです。“奥の手”というほど、カッコいいものではないので。

「売る場所・時期を変える」。

“いま売れているのはこれだ!”と、全国的に情報が流れていたとしても、日本のどこかには、その情報が届いていない場所があるのです。また、その情報が驚くほど遅れる場所も存在するのです。

「ティラミス」が流行ったことを憶えているでしょうか?いまから30年近く前のことです。しかし、●●県で「ティラミス」が流行ったのは、その10年後なのです。前回の「タピオカブーム」も10年遅れてやって来たと言います。

こうした地域は確実に存在します。つまり、多少古いものを持ち込んでも、受け入れられるかもしれない、ということになるのです。これはチャンスです。10年前に流行ったものをもう一度流行らせることができるのです。

売るシステムは出来上がっています。投資も少なくて済みます。すなわち、利益率は高いのです。

小さな日本ではありますが、まだまだ“未開の地”は存在するのです。非常に失礼な言い方ですが、紛れもない事実なのです。

すでに衰退期の商品であっても、時間差攻撃で、再度成長期を迎えることができるのです。

image by: Shutterstock.com

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なぜ、人はモノを買いたくなるのか。欲しいという感情は、どこから生まれるのか。消費行動における人の心理を知れば、売れるモノが見えてくる。売り方がわかる。小手先のテクニックなど、いらない。人を研究すれば、やるべきことはすべてわかる。

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【著者】 佐藤きよあき(繁盛戦略コンサルタント) 【発行周期】 週刊

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