一方、問題なのは、先ほどの飲食店の店長のように「まわりの声」に敏感になりすぎていることです。みんながそういうならやってみる、とか。みんなが反対するからやらない、とか。自分自身の意思が無い、もしくは信念が無いので軸が固まっていかないのです。いってみれば、隣の芝生が青く見えれば、隣の芝生に寄っていく、タイプです。
たとえば、どこのライバルもブログをやっているからブログをやる、ニュースレターがいいと聞けば続きもしないニュースレターをする、SNSくらいやっておかないと!と周りにいわれ慌ててインスタ、facebookやツイッターを始めてみる。なんてのも同じことです。まわりの意見や動きが気になり、合わせるのです。
そのようなタイプの人は、商売・ビジネスでは大成できません。まわりの意見や行動に合わせるだけですから、思考力も発想力も養われないし、大事な決断も自身で出来ないのですから、当然のことです。
「家族、友人、親戚、知人、誰1人応援してくれる人はいないけどみんなが認めてくれるまでやり遂げます」というような人でないと商売・ビジネスの世界で生き残っていくことなど出来ません。
たとえば、社内の企画会議で自分の企画が多数決で却下になったとします。ですが、この企画をさらにブラッシュアップして、違う形で提案してみる。「採用されるようにするにはどの部分をどうブラッシュアップする必要があるのか?」などと考え実際に何度もプレゼンする人が生き残れるのです。
まわりが反対するから自分も反対する。まわりが賛成するから自分も賛成する。まわりがやらないから自分もやらない。まわりがやるから自分もやる。自分はそういうタイプだと思っていれば要注意です。
まわりに決して流されず自分軸を持って仕事をしていくにはどんな工夫や取り組みができるでしょうか?また、何を学ぶことが必要でしょうか?
■今日のまとめ
「周りに流されるようでは成功どころか失敗すらできない」
- まわりの意見や動きに敏感になりすぎていないか?いつも自分の意思を持って判断し行動できているか?確認する
- 自分の意志を持って行動していくために必要なことを列挙する
- 上記2点を踏まえ、実践する
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