自民党の老害閣僚と同類。河村市長や張本勲氏が炎上の火に油を注ぐワケ

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女子ソフトボール日本代表選手の金メダルに突如噛みついた河村たかし名古屋市長と、東京五輪女子ボクシングのフェザー級で金メダルを獲得した選手に暴言を連発した張本勲氏。これらの言動は当然ながら大問題となり両者とも謝罪に至りましたが、現在もネット上で炎上し続けています。このような事態を招いた原因はどこにあるのでしょうか。今回の『きっこのメルマガ』では人気ブロガーのきっこさんが、河村氏や張本氏に「ある認識」が決定的に欠けていることが大きな要因だと分析。だからこそ的外れな謝罪文句を口にし、火に油を注いでしまう結果を招いたと結論づけています。

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謝罪ができない大人たち

8月4日、名古屋市役所を表敬訪問したソフトボールの後藤希友投手の金メダルに噛みついた河村たかし市長の顔があまりにもキモかったため、あっと言う間に画像がネットを駆け巡り、「キモすぎる!」「信じられない!」「後藤投手が可哀そう!」などの批判が巻き起こりました。あたしも、あのニュース画像を見て「生理的に無理!」と同様の反応をしました。すると河村市長は「(金メダルを噛む行為は)最大の愛情表現だった。迷惑を掛けているのであれば、ごめんなさい」という意味不明の謝罪コメントを出したのです。

金メダルを噛む行為が、どうして「最大の愛情表現」なのかも理解できませんが、それ以前に、どうしてあの場で「愛情表現」が必要なのかが理解できません。河村たかし市長と言えば、2014年7月26日に中部国際空港で開催された「世界コスプレサミット」の開会式で、テープカットをするために登壇した際、壇上にいた当時18歳の新人声優、伊藤美来さんに、突然、抱きついた前科があります。伊藤美来さんは苦笑いをしながら我慢していましたが、会場のファンからはブーイングが巻き起こったといいます。しかし、河村市長は後藤投手の金メダルを噛んだ時と同じく、変質者のような顔でヘラヘラと笑い続けていたそうです。

このエピソード1つで、どのような人物なのかが分かりますが、今回の場合は、金メダルを噛んだことよりも、その前後の発言が問題視されることとなりました。地元の東海テレビが報じた表敬訪問の映像を見ると、河村市長は終始、後藤投手のことを「あんた」と呼び、「女のソフトボールやっとるやつは、色が黒うてポニーテールが多いでしょ?」などと意味不明なことを言い出し、さらには「彼氏おるか?」「恋愛禁止か?」「ええ旦那もらって」「旦那はええか?」「悪いやつもおるで、気いつけてえな」などとセクハラ発言を連発しているのです。

後藤投手は、常に苦笑いしながら何とか対応していましたが、返事に困り黙ってしまう場面もありました。これに対して、市役所には1万件近い苦情が殺到し、河村市長はさらなる謝罪に追い込まれました。しかし、その謝罪が、またまた酷かったのです。一応は謝罪して、今後は発言に気をつけると述べましたが、後藤投手への「彼氏おるか?」「恋愛禁止か?」などのセクハラ発言について記者から質問されると、呆れたことに次のように持論を展開したのです。

「若い人が来ると『彼女おるかね?彼氏おるかね』と言いますと、一気に若い子の場合はリラックスして、みんな喜びますわな。人を和ませるのも大変重要なので、リラックスさせようということです。けど、それがイカンというのであれば、今後は僕もやめましょか、と」

最悪です。この人は、相手の苦笑いを読み取ることができずに、苦笑いしている女性を「リラックスして喜んでいる」と思い込んでいたのです。ま、これくらいデリカシーが欠落していなければ、他人の金メダルに噛みつくことなどできないでしょうが、これはあまりにも酷すぎます。しかし、いつまでも河村市長には構っていられません。

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