大谷翔平が「40号本塁打&8勝目」の大暴れ。“人種差別発言”跳ねのける活躍、完璧なリアル二刀流にファン歓喜

2021.08.19
by tututu
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大リーグ・エンゼルスの大谷翔平(27)が18日(日本時間19日)、敵地デトロイトでのタイガース戦に「1番・投手」で“二刀流”出場。4試合ぶりの本塁打となる40号アーチを放ち、投げては8回1失点で自己最多となる8勝目を挙げた。前日の“人種差別的表現”を跳ね返す活躍にファンたちは歓喜している。

大谷翔平が40号本塁打&8勝目の完璧すぎる二刀流

大谷は8回無死の第4打席、1ストライクから右腕シスネロの内角球を完ぺきに捉えて、両リーグを通じて40号一番乗りとなる特大の1発を放った。

14日(同15日)のアストロズ戦以来4試合ぶりのアーチで、本塁打王を争うライバルのゲレロJr.(ブルージェイズ)に5本差でキング独走状態に入るとともに、打点王争いでも89打点でトップタイのディバース(レッドソックス)、アブレイユ(ホワイトソックス)との差を「2」とした。

これで大谷は通算563本塁打の殿堂入り強打者、レジー・ジャクソンが1982年にマークした左打者のシーズン球団記録を更新。エンゼルスで過去にシーズン40本塁打を達成したのはわずか3人という大記録だ。

また、今季18度目の先発登板となったこの日の“投手・大谷”は、ピンチを背負っても要所を締めるピッチングを披露。5回1死からWカストロに右越えソロを浴びたものの、自己最長となる8回90球を投げ、6安打1失点、無四球、8奪三振の好投で8勝目を挙げた。

投手・大谷を打者・大谷が援護するという“完璧”な二刀流に現地のファンも熱狂。打者として本塁打50本、投手として10勝という、まるで漫画のような話がいよいよ現実に近づいてきた。

試合は3対1でエンゼルスが勝利している。

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大谷を認めない“人種差別発言”の老害解説者を処分

批判的な言葉があっても大谷はビクともしない。

前日のタイガース戦で、現地の中継局バリースポーツ・デトロイトで解説を務めるジャック・モリス氏が問題発言をした。

同氏は2対2で迎えた6回、2死二塁の場面で大谷が打席に入ると、実況のシェバード・アナから「あなたならショウヘイ・オオタニにどう対処しますか?」と質問を受けた。

その際にモリス氏はアジア人のアクセントをまねるような口調で「Be very,very careful(非常に注意しなくていけないですね)」と答えた。

9回の大谷の打席でモリス氏は「先ほど、私がショウヘイ・オオタニには気をつけて投げるようにと申し上げた際に皆さま、特にアジアのコミュニティーの方々に不快な思いをさせていましたら心よりお詫び申し上げます」などと謝罪。

さらに、「私はこの選手(大谷)に対して最上級の敬意を抱いていますし、彼を歩かせた投手を非難してるわけではありません」と続けた。デイリースポーツなどが報じた。

この一連の発言は米国の各メディアで一斉に報じられた。

USAトゥデイは「デトロイト・タイガースの解説者ジャック・モリス氏が大谷翔平についての人種差別的コメントを謝罪」との見出しを打った。ニューズウィークもモリス氏の発言について「多くの人の怒りをかき立てた」とした。

これを受け、中継局であるバリースポーツ・デトロイトはモリス氏に無期限の職務停止処分を科したと発表。「非常に失望した」との声明を出している。

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そんな中、大谷はこの日、批判を跳ね返す圧倒的な活躍を見せた。誰もマネできない結果を示して外野の声を封じ込める。もはや大谷は全米を熱狂させるスーパースターとなっている。

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