全国のご当地カレーを製造する「ベル食品工業」の優れたビジネスモデル

 

ご当地カレーは、価格を高く設定できるので、利益率も高くなります。しかも、コストの制約がないので、自由な発想で面白い商品を生み出すことができます。面白い商品は話題性があり、売れやすくもあります。

さらに、生産計画が立てやすくなったことで、自社のペースで製造できるようになり、残業もほぼゼロになりました。すべてが上手く循環する、優れたビジネスモデルだと言えます。

これまで、約800種類ものご当地カレーを生み出し、現在でも約250種類以上が販売されています。先に記した以外では、「隠岐の島で生まれ、のんびり育った放牧カレー」「京都・豆乳カレー」「甲子園カレー」「博多明太子カレー」「三重・松坂牛カレー」などもあります。

大阪の会社でありながら、全国各地の町おこし・村おこしにも貢献しているのです。

image by: TK Kurikawa / Shutterstock.com

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なぜ、人はモノを買いたくなるのか。欲しいという感情は、どこから生まれるのか。消費行動における人の心理を知れば、売れるモノが見えてくる。売り方がわかる。小手先のテクニックなど、いらない。人を研究すれば、やるべきことはすべてわかる。

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【著者】 佐藤きよあき(繁盛戦略コンサルタント) 【発行周期】 週刊

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