まるで魔法。国語力が伸びるうえに親子関係も良くなる6つの方法

 

国語力を「グングン伸ばす」漢字100点テスト

どんな場合でも「ほめる」ことと合わせて、お父さんならではの、「国語力を伸ばすちょっとしたアイデア」をお話ししよう。

まず第一に、「漢字100点テスト」だ。大学ノート1冊を用意して、「明日から1日1問漢字テストをやろう」と、子どもに切り出す。このテストは文字通りのテストではなく、必ず100点の取れるテストだ。100点を取らせることが目的といってもいい。

1日1問から始めるのが原則。「明日、この字をテストするよ」と、その場で紙に書いても、指書きしてもいいが、テストする字を予告する。例えば「道」という字をテストするなら、次の日、大学ノート1ページに大きく「道」を書かせ、花丸を付けて、100点と書く。

もし、自信がなかったり、あやふやならば、指書きなどでおさらいして、正解できるように工夫する。そして次の日の問題をまた1字教えて、復習しておくように伝える。

漢字テストは、とにかく「ほめて100点」がコツ

正解したらほめて、毎日、花丸と100点を付けてやる。これを2週間ほど続けて間違えることがなくなったら、2字に増やす。

2字とも正解したら、50点ずつで100点を与える。100点が続くと、子どもは100点を取りたくなるものだ。学校のテストではそう簡単に100点を取れないので、だんだん自信を付けてくる。

15日連続正解なら、「15回連続100点の新記録だ。どこまで連続記録が伸びるかな」と、子どものゲーム感覚をくすぐりながら、やる気にさせてやる。

2字もいけると思ったら、3字、4字と増やしていくが、大切なのは無理をしないこと。漢字を覚えさせることより「100点を取らせること優先」気持ちで、せいぜい1日5字程度にしておいたほうがいい。

ノート1冊が60ぺージほどだから、2か月続ければ、1冊丸ごと100点と花丸で埋まる。そのことが大切なのだ。

1~5字といっても、毎日学習すれば2か月で150字は超える。たいしたものだ。もちろん11だけでは全て覚えられないから、苦手な漢字は何度か繰り返せばいい。

間違ったときも、叱らない。「惜しいな。連続記録が14回で途切れたね。また、新記録に挑戦だ」と励ましてやる。

1日1字なら朝のちょっとした時間にできる。平日は「朝も夜も子どもと接する時間がない」お父さんなら、ノートにちょっとしたコメントを書いて、子どもを励ましたらどうだろうか。問題は付箋でノートに貼っておいてもいい。

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