まるで魔法。国語力が伸びるうえに親子関係も良くなる6つの方法

 

大人も楽しめる国語辞典クイズ

第二に、「国語辞典クイズ」をお勧めしたい。すでに知っている言葉を子ども用の国語辞典で調べ、なぞなぞクイズのように出題するのだが、大人でも新しい発見があって面白い。

「同じ親から先に生まれた男の人」

もちろん正解は「兄」だが、それではこんな問題はどうだろうか。

「日の出に向かって南側に当たるほう」

正解は「右」だ。意外とわからなかった人もいるのではないだろうか。右という意味の説明に、「そういう表現の仕方もあるのか」と気付くだろう。それでは、これはどうだろうか。

「算数の式を解いて答えを出すこと」

正解は「計算」。これらは小学生に一番使われているとされる『例解学習国語辞典』(小学館)からの出題だが、簡単な言葉ほど、子どもに説明するのは難しいとよくわかる。

子ども用の国語辞典は使いやすく、わかりやすく作られているので、大人でも役に立つ。休日など子どもといっしょにゲームのように遊ぶだけで、国語力が身に付く。

テレビや本、教科書などで出てきた言葉を、辞典で調べることも大切だ。例えば「芸能人」とか「タレント」など当たり前に使っている言葉も調べると、「才能、素質」などという意味があるのかと子どもたちは妙に納得する。

出題したり、調べた言葉にマーカーで色を付けるようにすると、どれだけ辞典を引いたか一目瞭然で、次第に親が言わなくても自分で辞典を引くようになる。

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