天高くペットたちも肥ゆる秋です。暑さで食欲が落ちていたペットたちが、秋の涼しさととともに食べる量が増え、太っていくという例が少なくないようです。今回のメルマガ『佐藤貴紀のわんにゃんアドバイス』では、著者で獣医師の佐藤先生が愛犬、愛猫が肥満か否か見分ける方法と、肥満ぎみの場合に家庭でできるダイエット法を教えてくれます。
家庭でできる犬や猫の「秋のダイエット法」
食欲の秋が来ました。今まで、あまり食べてくれてなかった犬や猫が気温が下がり始めると食事が進む傾向があります。好きなだけあげてしまうと体重が増えてしまい犬や猫も病気のリスクは高まります。どうしたらいいのか?今回は「ダイエット」のお話をしたいと思います。
1)肥満の見分け方
肥満がどうか、飼い主さんでも簡単にわかる方法があります。お伝えしたいと思います。
- 外から見て、柔らかい脂肪がついていないか?
- 肋骨が触れるか?
- 上から見て腰のくびれはあるか?
この3つのことを確認してみてください。1つでも、当てはまっていたら、ダイエットが必要です。
2)ダイエットの方法
一番簡単なのは「食べ物のカロリーを減らす」ということです。あまり食べさせないようにするためには、飼い主さんの家族が、与えている量を把握することがとても大切です。
1つ方法があります。「食べる回数を頻回にする」ということです。食べることが好きな子が、カロリーを減らせるとストレスになる場合があります。
同じ量のフードをいままで2回であげていれば、3回4回に増やしてみること。フードのカロリーや量が減っているけれど、回数が多いために満足する可能性があります。
まとめ
犬や猫の身体は飼い主さんご自身があげたものでつくられています。そのひと口が肥満のもとになります。必要なタンパク質の量などは守りながら、体重管理をしてあげてくださいね。
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