我が子を「親ガチャ」などと言い出す子どもにはさせない方法

 

そして今回、ヒロさんからは「そう言う様になったらどう対処したらいいのでしょうか?」と頂いたのですが、4歳の娘さんがそんな言葉を使った時、まじめな顔をして「あなた、何を言ってるのか分かってるの?」と冷静に聞いてほしいと私は思うのです。

子供はただ友達が言っていたり、意味も知らずに真似をしているだけだとは思いますが、そうであっても「そんな言葉を使うのは間違っているよ」やという事はちゃんと教えてあげてほしいのです。

その時に「あなたはお母さんやお父さんの存在が、ガチャガチャと同じだと思ってるの?」

「ご飯を食べるのも、今着ている服も、この家だって、毎日お父さんが働いてくれて、あなたが不自由な思いをしないように、お父さんは働いたほとんどのお金をあなたに費やして、自分は少ないお小遣いで我慢してくれているんだよ」

「もしそれが分からないで、お父さんやお母さんの事を悪く言うのなら、どうぞ誰の家でも結構です。その家の子供にしてもらいなさい」

と言ったっていいと思うのです(もちろん怒りをぶつけるのではなくあくまで冷静に淡々と)。

それは「親ガチャ」という言葉だけではなく、親を馬鹿にした言葉、お父さんを蔑む言葉を使った際も同じことで、そういう「秩序を乱す言葉」を使った時には、きちんと「それは間違っている」と教えて行かなければならないと思うのですね。

そして幼少期の頃から「親を愚弄する言葉を使ってれば、ばっちり叱られる」という環境であれば、成長してからもそんな言葉は軽々しく使うようにはならないと思うのです。

なので「そう言う様になったらどう対処したらいいか?」よりも前に、幼少期から親を軽んじている言葉、秩序を乱す言葉を使ったらきちんと叱り「親ガチャ」のような言葉を使うべきでない、と自分で分かる子に育ててほしいと思うのですね。私が何度も何度も「秩序は重要です」というのは、こういうところにも表れるんですね。

ヒロさんの娘さんはまだ4歳。だとしたらまだまだ大丈夫。「お父さんがいて、お母さんがいてくれるから(自分は)いろいろ与えてもらえて、今の生活ができているんだ」って教える機会はたくさんあると思います。

「親ガチャ」に限らず、もっと私たちを惑わせ、落胆させる言葉が現れてくるかもしれませんが、基本は何も変わならないと思います。私たちができるのは、いつも子供への力を惜しまない事と、それを子供が感じてくれるように努めながら、間違っている事はしっかり教えていく、という事だと思いますが、いかがでしょうか?

このお返事をしたら、ヒロさんはお姉さんにも話をされたらしく「パピーさんに褒められたみたいでうれしい」と言ってくださったとお返事を頂きました。

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