これって依存症?医師が警告、コーヒー飲むのを控えたほうがいい3症状

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集中力アップのために日に何度かコーヒーを口にするという方は少なくないと思われますが、その摂り方には注意も必要なようです。今回のメルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』では現役精神科医のゆうきゆう先生が、見過ごされがちなカフェイン依存症を取り上げ、あまり知られていないその恐ろしい実態を紹介。さらに自分が依存症に陥っているか否かを判断する方法をレクチャーするとともに、そこから脱却するヒントを記しています。

その疲労、実はコーヒー/カフェイン依存症じゃないですか!?

こんにちは、ゆうきゆうです。みなさん元気でお過ごしでしょうか。

さて、皆さん日常にはいろんな依存症・中毒が潜んでいる事をご存知でしょうか?有名なものですとアルコール依存症、ニコチン依存症=タバコですね。他にも、ネット・スマホ、ゲーム依存症などもあるでしょう。

そして、見過ごされているのですが実は重要なのが「カフェイン依存症」です。いわゆるコーヒー、もしくは紅茶です。どちらも結構日常的に飲んでいる方は多いのではないでしょうか。

嗜好品として楽しめているのなら良いのですが、実は気づかないうちにネガティブな作用が起きていることがあります。

カフェインが持つ作用

コーヒーのカフェインには多少なりとも興奮作用があるため、飲んだ後はスッキリ目が覚める、もしくはちょっと集中したいときに使えるなど、ポジティブそうな作用があります。

しかし、どんな依存症にも共通することですが、摂取したり始めた直後はいい効果が出て、時間が経つと成分が減るなどして、反動で気分が大きく落ちてしまうことが多いのです。

例えば普段何も依存行為をやってない人がずっと10点近くのテンションを持っているとします。そして依存行為を取り入れると、10点が15点ぐらいに上がります。しかしながら、しばらくするとどんどん落ちてきて、結局3とか2とかになってしまいます。

すなわちプラマイで考えると、マイナスの方が大きくなってしまうのです。

このように、依存行為は一見良いように思われるかもしれませんが、実は総合的に見てみると損をしている可能性が高いです。

コーヒーの落とし穴

また、カフェインには半減期というものがあります。100の物質があったとしたら半分ほどに減ってしまうことを指しています。

半減するのにどのくらい時間かかるかというと、カフェインの場合は大体5時間ほどかかると言われています。ちなみにタバコは大体40分ほどとのこと。

ですのでタバコは頻繁に吸いたくなる方が多いと思うのですが、コーヒーを連続で飲みたくなることは少なく、一度飲んでから5時間ぐらい経ってまた飲みたくなる人が平均的には多いと言われています。

ここがポイントです。

タバコの作用は40分後に切れてしまうため、タバコによる気持ちの揺れがあることは、見ていて分かりやすいでしょう。ところがカフェインは作用が切れるまでに5時間ほどかかるため、気分に変化を起こしていることに気づきにくいのです。

でも5時間経つと、確実に気分は飲む前より落ちてしまいます。

上がった瞬間があったとはいえ、結果的に元以上に気分が下がってしまっている恐れがあります。

そして、「コーヒーが疲労回復してくれる」と思ってる人がいたとしも、その「疲労」が実はコーヒーがないことによる軽い「離脱症状」な可能性もありえるわけですね。

ここで疲労の話が出ましたが、コーヒーには他にもネガティブな作用があるのです。頭痛・集中できなくなるなど、飲み続けることによって全体的な集中力低下・疲労感が強まってくることがあります。

例えば「いつも夕方くらいになると、急に疲労感が強くなる気がする…」と感じている人は、朝や昼に飲んでいるコーヒーの離脱症状が原因とも考えられます。

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