嫉妬する韓国。日本のコロナ急減を「データ隠し」と報じる現地メディア

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各国メディアで驚きをもって伝えられている、日本のコロナ感染者激減のニュース。一方お隣韓国では、ここに来て連日感染者数が過去最多を記録し、市民に不安が広がっています。文在寅政権が絶対の自信を持ち推進してきた「K防疫」なるコロナ対策は、なぜこのタイミングでほころびを見せたのでしょうか。今回の無料メルマガ『キムチパワー』では韓国在住歴30年を超える日本人著者が、韓国の大学医学部教授が指摘した「K防疫の致命的な間違い」を紹介しています。

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K防疫に誤りあり

韓国では最近以下のような「本音」と「真実」を語る人達が増えてきているように見える。今日の主人公は慶北大学医学部予防医学科教授のイ・ドクヒという女性教授だ(ちなみに慶北大学は国立大学で、難関大学の一つだ)。

日本のコロナ感染者が急減している状況に、韓国メディアは総じて皆驚いている。東京五輪のころには万単位で増えていたのに、なんで急にゼロとか1とかなってるんだと。日本の急減をねたましく思っている雰囲気がそこはかとなく漂ってくる。データ改ざん説(日本では本当のデータを隠しておいて嘘のデータでごまかしていると主張する輩)は去年からこちら韓国ではあったが、またそんなことを蒸し返しているメディアも多い。

そんな中、登場するのが今日の主人公、イ・ドクヒ医学部教授だ。イ教授は「日本の確定患者数の急減はK防疫の大前提、すなわち『無症状でも絶対にかかってはならない感染病』という仮定に致命的な間違いがあることを示している」とし「(韓国は)矛盾に満ちた防疫を2年ほどずっとやり続けてきている」と指摘する。文在寅(ムン・ジェイン)政府が常に自画自賛してきた国家挙げてのK防疫の間違いを堂々と指摘しているのだ。

日本の感染者の急減に対しては、多様な主張が提起されている(その原因はまだ世界の誰にもわかっていないはずだが)。日本での1次接種率79%、2次接種率77%を基にした「ワクチン効果」、そして「日本デルタウイルス自滅説」、検査件数急減説などである。イ教授はこうした説自体が「K防疫が、日本防疫よりも立派だと信じたいという妄想」と批判する。そして日本の感染者数の激減が「自然感染を無理やり防がなかったおかげ」と主張した。

イ教授は「韓国と大体同じようなワクチン接種率を見せる日本が韓国と最も違う点は、最初から国がしゃしゃり出てきて防疫という名のもとに、無症状あるいは軽症で通過する自然感染を防がなかった(ある程度放置していた)ということにある」とし「日本への感染者の急減は、ワクチン接種率が50%に満たない時から始まっていたが、こうしたことは強力で広範囲な免疫を提供する自然感染の経験を持つ人が存在するから可能なこと。感染確定者の急減が、単にワクチン接種率を高めたからとして可能なのではない」と指摘する。

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