■心がけ3：「褒める脳」をONにして、相手の「好き」を褒める
うまく質問を重ねて「相手が努力していること、好きなこと、褒めて欲しいこと」などが分かれば、あとは「褒める脳」で、そのポイントを短く褒めつつ、私も好きだと言うだけで大丈夫です。
新居のケースなら「この家から眺めで特に好きなところはどこですか」と重ねて訊けば、きっと家主はそこに案内してくれて「ここから見る山が好き」などと熱く語ってくれるでしょう。そこで「ああ、いい山ですね。私も好きです」と言えればきっと喜ばれるはず。さらに「こんな景色を見て暮らせたらいいなあ」とまで言えれば最高ですね。
モノマネのケースなら「おすすめのYoutubeを教えてください」と重ねて訊けば、そのリンクを教えてくれることでしょう。そして、さっそく自分のスマホでチラ見して「面白いなあ。でもさっきのモノマネも良かったです」と言ってみたら喜ばれるでしょう。
最後に、友達や彼女をつくるお話。
入口は、これまでと同じですが、もっと深くつきあって仲良くなりたいなら、さらに一工夫いたしましょう。
「分析脳OFF」「質問脳ON」「褒める脳ON」で、相手が好きなものを誰よりも好きになった上で、自分が愛するモノ・コト・ヒトについても、少しずつ話してみるのです。
ポイントは
- 相手が愛するモノ・コト・ヒトを先に好きになること
- 相手が好きになりそうなモノ・コト・ヒトから話すこと
- 相手が興味を持たなくとも落ち込まずに他を少しずつ試すこと
極論すれば、自分が愛するモノ・コト・ヒトについて最初は理解されなくとも、相手が愛するモノ・コト・ヒトを本気で好きになれればそれだけで楽しいし、やがて相手も理解してくれるようになるはず。
私は、大学生と接して、男女ほぼ同数のオタクがいると感じていますし、それぞれコミュニケーションがあまり得意ではありません。だからこそ、仲良くなってお互いのちょっと変わった好みを尊重し合えると、普通の友だちや恋人よりも仲良くなれるように思えます。
入口さえ間違えなければ、きっと一緒の道を歩める友だちや恋人も見つかることでしょう。どうぞ気楽に脳をON/OFFしながら、お試しください。
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