国民はまんまと騙された!?ドゥテルテ父娘がとんだ茶番劇を演じたワケ

 

長々と書いてきたが何となーく見えてこない?

マルコス前政権が倒れてから30年以上。今やマルコス前政権の悪評なぞ知らない世代がメインになってきた。元々旧マルコス政権を絶賛する一派がいるのに加えサラちゃんが副大統領選に鞍替えしたことで、ドゥテルテ派のファンが一斉にマルコス上院議員に流れたことは想像通り。

ボンボンマルコス大統領、サラドゥテルテ副大統領、ドゥテルテ上院議員とくればドゥテちゃん一家は磐石ドゥテちゃんが刑事訴追されることはほぼない。少なくとも6年は。次の大統領選でサラちゃんが大統領に出れば更に6年。

その頃には世間はドゥテちゃんの麻薬撲滅政策が何だかも忘れてしまうんじゃないか。

まああくまでも仮説だけどね。

そこまで見越してのこのドタバタ喜劇としたら、妙に納得させられる。うまいね。なんだかんだ言って、マルコス家もドゥテルテ家も根っからの政治家一家だ。

今や世論は「大統領マルコス&副大統領サラドゥテルテ!」このコンビが一番人気。

まんまとしてやられている感が否めない…。

可哀想なのはドゥテちゃん側近のゴーさんよ。ドゥテちゃんに促されてサラちゃんと差し替わる風に副大統領に立候補させられるもサラちゃんの副大統領立候補と同時に大統領選に鞍替えさせられる。しかし彼が当選するとはだ~れも思っていないという…。何とも気の毒だ…。

著者/トム爺(「ビサヤン天国 ―体力と忍耐と―」連載。フィリピン・セブ在住)

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