時間に追われ、忙しく動き続けることが当たり前になってしまっている現代人。日本では忙しいことが美徳というような考え方がありますが、「多忙」はあなたの“考えること”を奪っていくといいます。メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょ~おんさんは、人生を左右するような決断をする時には、多忙であってもそれを放棄すべきだと論じています。
考えるために必要なこと
現代人は非常に忙しく働いているわけですが、これは実はヤバいサインなんですよ。次から次へとやることがあって、忙しく動き続けるのが美徳だと考える人がたまにいるのですが(というかかつての私もそうでした)、
■ 忙しい時には考えることが疎かになる
のです。
何かを考える、その考えることの深さを追求する、考えることで人生の方向を変えたいという時に必要になるのは、
● あなたの周りで時間がゆっくりと流れていること
なんです。
忙しい時には、あなたの周りの時間も忙しなく流れます。そういう情況では、思考を深めることができにくいんです。ひとつには、忙しいということは、早く結論を出したいと考えがちだから。もうひとつは、時間の動きの速さによって、心がかき乱されがちで、丁寧な思考ができにくくなるからです。
ですから人生を左右するような決断をする時には、自分自身を「忙しくない環境」に置いて、そこで無為の時間を作る必要があるんです。無為の時間とは、何も生産をしなくても良い、ただボーッとできる時間のことです。
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