期待を裏切りたくない。子供の前ではカッコつけたい父親たちの葛藤

 

A カッコつけずに一所懸命な姿を見せて、今後は一緒に練習を

私も、決して運動神経が良い方ではありません。 元、 肥満児 ですし、小学生の時は、 草野球ではオマメというかオミソというか、そんな存在 でした。 チーム分け の時に、 リーダーふたりがじゃんけん して 優秀な選手から選ぶシーンでは、いつも最後に残るクチ 。
ですから、もしも、 今から10年前の子育て期に同じシチュエーションに立たされたら悩んだ ことでしょう。

しかし、 今の私はシンプルなルールで動いているので、もう悩みません。
そのルールとは
「カッコつけずに、できないことはできないと言う。」
「できないことは、3年ガマンして反復練習し何とかする。」

昔の私は「できないことをできない」と言えずに、時にはウソまでつく人間 でした。
一度、そんな ウソをつくと、あとが大変 です。
ずっとウソをつき続けなくてはならない からです。

そんな ウソをつくことに能力と時間を費やすならば、できないことを素直に認めて公言し、少しでも上達するように努力 をした方が、 気が楽ですし、生産的 です。なにしろ、 3年反復練習すれば、少なくとも人並ぐらい にはなれる場合が多いからです。
ですから 思い切って、息子さんにこう話して みてはいかがでしょう。
「パパの野球をぜひ見て欲しい。
あまりうまくないので驚くかもしれないよ。
もっとうまいパパがよかったと残念に思うかもしれない。
でも、少しでもいいところを見せられるように、
今日から素振りをしたり、
バッティングセンターに行ったりするよ。
キャッチボールもしよう。
一緒に練習してくれるかな?」

試合でかっこいいところを見せる より、
仕事から帰ってきて疲れているのに素振りを欠かさない 姿を見せたり、
朝早起きして一緒にキャッチボール をしたりする方が、
お子さんも喜び、尊敬してくれる のではないでしょうか?

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1963年東京墨田区出身。87年慶応大経済卒。イマジニア新卒一期で飛込営業と株式投資ゲーム開発。88年日興證券でAI相続診断システム開発研修統括。91年家業の国産Tシャツメーカー久米繊維工業入社。94年三代目社長就任(現相談役)。97年日経インターネットアワード、05年経産省IT経営百選、09年東商勇気ある経営大賞等受賞。10年APEC中小企業サミット日本代表。20年開学の新大学iUでは起業家教育・地域創生担当教授。明治大、多摩大の授業や企業団体研修に即した25万部超の「すぐやる技術」シリーズ等著書15冊。内外情勢調査会等で毎年数千人に講師。東京商工会議所墨田支部副会長、墨田区観光協会理事、墨田区文化振興財団 評議員として地元振興。新日本フィルハーモニー交響楽団・NBS日本舞台芸術振興会・日本吟剣詩舞振興会 各評議員として文化芸術振興。

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