施術をしたのは10万人以上。ピカソも受けたトンデモない“若返り”手術とは?

 

ところが、これに疑問の目を向けた医師もいたわけで、動物の実験をやっている時に来た調査の時にどうもおかしい…と思っていました。

そしてボロノフが大暴れしている間に動物で実験したのですが、若返りなんてまったくのウソという結果が出たのです。

しかしながら施術を受けた人間たちで、なんか若くなったという者が多い。これにトリックがあったと言います。

患者たちは1週間入院して禁酒禁煙禁欲という生活をしていかにボロノフの手術が素晴らしい未来をもたらすか…を頭にたたき込まれるのです。

そして健康的になってさらにその洗脳が加わるのだからプラセボ効果がばりばり働くわけです。ギンギンの状態で退院するのです!(笑)

信じる者は救われる?のかな?結局、ボロノフのコレはインチキということになり世間から忘れ去られたのです。

今なんて初耳って人が多いですよね。

時としてマッドサイエンティストと言われている者は未来を変えるものを創っていたりします。

ニコラテスラしかりニュートンしかり。

しかしこのボノロフとこの金玉手術は悲しいかな歴史の闇に葬られてしまいました。そう、我々もいままであらゆるものを創ってきたのに日の目を見ないもののほうが多いですよね。

悲しいかな。いや…それが普通なのですね。

※本記事は有料メルマガ『見ル野栄司のシブすぎ技術秘話』2022年3月8日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

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漫画家 半導体製造装置やアミューズメントゲーム機などの会社で、設計・開発に10年携わりその後漫画家としてデビュー。ものづくりエンジニアの取材漫画「シブすぎ技術に男泣き!」がベストセラーに。現在でもフライス旋盤、3Dプリンター、マイコンボードを使いものづくりをして漫画にしている。週刊プレイボーイ(集英社)、インターフェース(CQ出版)などで連載中。代表作に「シブすぎ技術シリーズ」「ロッカク」(KADOKAWA)「東京フローチャート」「ヤバすぎ技術にむせび泣き!」(小学館)「スナック鳥男」(コアマガジン)他多数。

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