橋下徹氏、“政治的妥結”が何か答えられず大炎上。櫻井よしこ氏に論破され負け惜しみ?発言が著しくトーンダウン

2022.03.14
by たいらひとし
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ロシアによるウクライナ侵攻に対し、テレビや自身のツイッターなどで「政治的妥結が必要」と独自の意見を発信している元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(52)。そんな橋下氏の発言がトーンダウンしてきたとネットで話題になっている。出演した番組ではジャーナリストの櫻井よしこ氏に論破されるなど、これまでにない大炎上ぶりをみせている。

櫻井よしこに論破されるも、番組最後に負け惜しみ?

橋下氏は13日に放送された『日曜報道 THE PRIME』(フジジテレビ系)に出演し、櫻井よしこ氏とウクライナ情勢について激論を交わした。

橋下氏はさまざまな場所で述べている「政治的妥結」が必要と強調したが、櫻井氏は「ウクライナは絶対に領土を譲らないと言っている。ロシアは絶対に欲しいと言っている。お互いに譲らない中で、現実的にどういう妥協するのか?」と質問。

しかし、橋下氏はやや押し黙るような形となってしまった。具体的なアイデアが出てこなかったことで、ネット上では疑問の声があがっており、橋下氏が言う「政治的妥結」が何かということは視聴者に伝わらなかったようだ。

また、番組の中では「櫻井さんは芯からの中国嫌いですから」と決めつけたことに対して、櫻井氏から「好き嫌いの感情論で中国との問題を考えたことはない」と反論され、発言の訂正を求められている。

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ウクライナをめぐる橋下氏の発言がトーンダウン?

橋下氏は14日、『めざまし8』(フジテレビ系)に出演し、「抵抗することに敬意を表するが、抵抗すればするほど、プーチン大統領に焦りが生まれ、残虐な攻撃がエスカレートする」と発言した。

1週間前の同番組出演時には、ロシアによる侵攻でウクライナ国民約150万人が周辺国に避難した報道を受け、「逃げることは恥ずかしいことでもなんでもない。国を捨てることでも何でもない」とし、ウクライナ国民が国外に避難することを推奨。

また3日の放送では、「プーチン大統領だってどこまで生きるんですか。今70ですよ、あと30年も生きられませんよ」「ロシアが瓦解するまで国外で退避したっていいじゃないですか」と、全ウクライナ国民を10年から20年ほど国外に退避させて、その後に国へ帰ってからウクライナを再建したらいいと発言していた。

しかし、こうした発言がSNSを中心に非難が集中したからか、いささか発言の勢いが落ちてきたようにみえる。

橋下氏は過激的な発言が最大のウリではあるが、ことウクライナ関連に関しては方々から批判を受けている。ツイッター上では東京外国語大学教授で国際政治学者の篠田英朗氏を「現場を知らぬ学者」だと揶揄し攻撃したが、至る方面からツッコミを浴びた。

しかし、不思議なことに、『めざまし8』での発言や篠田氏への批判はツイッターで取り上げているが、櫻井氏論破された『日曜報道』での発言や出来事は全く触れていない。

このことから、ネット上では「都合が悪くなると逃げる」と橋下氏の姿勢に批判の声があがっているようだ。

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13日イギリスBBCのインタビューで、ポーランドのドゥダ大統領はロシア軍が化学兵器をした場合、戦闘に直接介入しないとしていたNATOの方針転換もありえると発言。橋下氏は14日の『めざまし8』でポーランド大統領の発言を歓迎した。果たして、NATOの軍事介入はあるのだろうか。橋下氏の発言とともに見守りたい。

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