“病院嫌い”の人を人間ドックに行かせるにはどうすればいいのか?

 

それでも、 私が人間ドックに行こうと重い腰を上げるには時間がかかりました。

毎月、心のうちをさらけ出す 先輩経営者との勉強会で「人間ドックに行ったことがない」と打ち明けた時、みんなから叱咤された のが、直接のきっかけです。

どのように叱られたかというと、「経営者たるもの、毎年人間ドックを受けるのは当たり前。定期検査を受けていないのは無責任極まりない。万が一のことがあってからでは遅い。会社にも社員にも取引先にも家族にも迷惑がかかる」。

渋々、受診した人間ドックの検便で、いきなり異常が見つかり 、大腸の内視鏡検査をした結果、 ポリープがある とのこと。それも、 かなり大きなポリープで、幸いにして切除して検査した結果は良性でしたが、放置していたら大変だった と言われました。

そうです。 40歳を過ぎたら、自覚症状がなくとも、突如、命を奪うような病気に見舞われる可能性がある のです。たとえ企業経営者でなくとも、 奥様は、母であり、妻であり、家庭の経営者 なのです。 もし突然、重篤な病気にかかったら、その時点で、家庭も家族も存続が危うくなる のです。

ですから 、体調に関わらず、夫婦で人間ドックを毎年受ける習慣をつけた方が良い でしょう。おつとめの会社や団体で、人間ドックの受診が義務付けられている場合もあるかもしれません。しかしながら、できれば夫婦でそれぞれの健康について見つめ合い話し合う好機として、一緒に人間ドックを受けることをお勧め します。

我が家でも、 10年ほど前から、毎年、夫婦で人間ドックを受けることを習慣に してきました。 コロナ禍で2年空いて しまいましたが、今年から、職場近くのショッピングセンターにできたドクターランド錦糸町で、 CTスキャンまでついた人間ドックを割安な料金で受診 しています。こうした、 新しくて開放的なクリニックなら、あの病院特有の嫌な気を感じずに済む でしょう。

それとは別に、 胃と大腸の内視鏡検査を、個人的に尊敬し信頼できる哲学堂石井内科医院の石井太郎先生 にお願いしています。 元大学病院勤務のスペシャリスト でありながら、 地元密着のあたたかみを感じる町のお医者さんの雰囲気をたたえてリラックスできる のです。

良い雰囲気 と言えば、父が末期がんと宣告された際に、前述の経営者勉強会で教えていただいた 帯津良一先生の病院 のことを思い出します。

帯津先生は、もともと 東大病院で勤務し西洋医療を実践 しながら、ホメオパシー、漢方、気功法と言った 伝統的な民間医療の有用性 に気づき、それらを 統合した医療 を志向しているのです。

帯津先生の病院を、両親と訪ねましたが、末期がんの患者さんが大いにも関わらず、院内は明るい気に満ちて、先生も笑顔で対応してくれた ことを、今も思い出します。

奥様と、こうした 統合医療の病院 を探すのも、ひとつの手かもしれません。

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