撒き散らしたイライラに自己嫌悪。なぜ、4月はこんなにストレスが溜まるのか

 

「共通ルール」でイライラをなくす

わかりやすい話で言うと、このようなオンラインサロンの配信にしても、人によっていろいろなスタイルがあります。

中田敦彦さんみたいにしっかりとスタジオを作って配信する人もいれば、僕みたいに「当意即妙な話をライブ感を持ってできたほうがいいよね」と言って、スマホで配信する人もいる。

大事なことは「僕はこういうスタイルでいるんだよ」と、そのスタイルでいることを前提として“よさ”をお互いに認識することだと思うんですね。

共通のルールを作ってお互いがOKしていれば、「我慢するところ」と「許せるところ」の認識を擦り合わせることができるんですよ。

僕がコロナ禍の時にしていたのは、リモートだと休みなく打ち合わせが続くので、「ちょっとトイレに行くから2分間待ってくれる?」っていうのを許容することや、「座った状態でのミーティングが続いているし、このミーティングはテキストを使わないから立って運動していてもいいよね」ってことなど、共通のルールを作ることです。

こうやって共通のルールを作ると、「僕も、ちょっとストレッチしながらするね」というふうになる。

佐渡島庸平さんとかも、「自分は基本的に散歩しながら打ち合わせをする」と言っています。そうすると散歩しながらのミーティングだから、「フラっとした時間に相談しやすい」みたいなことが生まれるわけです。

僕たちはコロナ禍の中、リモートでいろいろな新しい働き方を試さなきゃいけなかった時期がある。

だからこそリアルが戻ってきたタイミングで、杓子定規に戻るのではなく、「コロナの時いろいろ試したじゃん。

だったらこういう共通ルールで、仕事がしんどい時はお互い深呼吸しようよ。リラックスして運動しながらしようよ」って言ってもいいんです。

僕がリアルで働いていて、本当に余裕がない時によくしていたのが、「集中タイム」という棒を部署で作って立てることです。

「この棒が立っている時は、〇〇さんに話しかけちゃダメだよ」という棒と、「この棒が立っている時は、むしろ話しかけていいよ」っていう棒を作って立てていました。

実際にアメリカでは、「オフィスアワー」というすごくいい習慣があります。

会社の重役になると、部屋が個室になっていたりするんですよ。個室だと声がかけにくいじゃないですか。

そんな時に「オフィスアワー」といって、この30分間はドアが空いているから、だれでもフラっと入って話をすることができるという時間にする。オープンにする時と集中する時という共通ルールを作るわけです。

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