■成長期の戦い方
ビジネスをやっていて楽しい時期です。食パン専門店だと3年前~5年前くらいでしょうか。
・店を出せば出すほど儲かる
・販促すればする程人が来る
やることなすこと上手くいくので、万能感を感じちゃう人もいます(勘違いなので気をつけましょう…)。
ここでは基本的に「攻め」が中心です。その中の「守り」として次のフェーズである「成熟期」と「安定期」の戦略を準備してきたかどうか。ここで差が出てしまうところです。ちなみに食パン専門店もそうです。
<NGな企業>
食パン専門店が流行ってる!と聞いて参入(そもそもその段階で成長期後半で遅い)。
競合も乱立することで差別化ポイントがない。立地選定もあまく商圏人口が足りない。
損益分岐点を上回ったのは最初の2ヶ月くらい。それからはずっと赤字なので撤退…。
このパターンはブーム業態の撤退あるあるです。こうならないように次のフェーズを見ていきます。
■成熟期の戦い方
競合だらけです。そもそもどんな事業にも適正な人口数があります。その適正な人口数に対して店が多すぎる状況。その中でも勝っていく企業って何でしょう?ふわっとした表現で言うならば「本物」しか残らなくなります。
・商品力が競合よりも良い
・接客力が競合よりも良い
・価格力が競合よりも良い
中心となる商品・接客・価格力がそれぞれ、「圧倒的に競合よりも勝っている!」と言う状況にしていかねばなりません。
タピオカでもパンケーキでも焼き鳥でもバルでもとんかつでも唐揚げでも。一気にブームがきて、一気に去っていきます。そして話題にもならなくなります。
しかし。全てがいなくなったか?決してそうではなく、「あそこは安定して繁盛しているよね」そんなお店が必ずあると思います。ブームだっとしてもこの基礎力が重要になります。
ちなみにこれからくる消費者物価の高騰による飲食離れにおいて絶対に強化すべきなことは「失敗しない」と言うことです。
どうせお金を使うなら失敗したくない。そんな時に「地域一番店」ほど強いものはありません。そこを実現するために、上記3点の基礎力は徹底して競合を包み込んでいく必要があります。
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