ロシアが日本に侵攻しない理由はない。それでも日本人が戦争に備えぬ訳

 

さて、このように文化そのものが違い、戦争に対して全くその認識がないというのが日本の戦争への認識であるということになります。

この事は、さまざまな間違いがあったりまたは様々な問題を起こしたりしてしまうということになります。

まずは、最も多いのは「日本が戦争に巻き込まれるはずがない」というような認識の人が少なくないということになります。

ウクライナの戦争の事を見ても、実態として、日本が「同じように危機にさらされている」というような感覚は全くないということになるのです。

ロシアは、ウクライナに侵攻しましたが、実際に日本に侵攻しない理由はありません。

そもそも北方領土において、最近では「北方領土はロシア固有の領土」というように主張しています。

日本の主張などは全くお構いなしです

そのうえ、北海道もウクライナの東部と同じように「日本とは別の民族がいて、日本が虐殺している」というような主張をしているのです。

つまり、ロシアの主張している論理をそのまま使えば、ウクライナと同じようになってしまうということになります。

要するに、いつ戦争になってもおかしくはないということになります。

また、最近では「日本を非友好国に指定する」というようなことを主張し、日本との平和条約締結交渉を中断すると一方的に主張してきたのです。

要するに「日本との間は平和である必要はない」ということになります。

逆に言えば、日本はいつロシアと戦争になってもおかしくないということになりますし、またロシアはそのような主張をしているということになります。

しかし、日本の国民の中に、そのようなことを考えている人はいるのでしょうか。

もちろん少なくない人が、そのリスクを考えていると思います。

しかし、ではそのリスクに対して何か備えている人がいるかといえば、それはNOですね。

もちろん武器を準備することもできませんし、また建物を頑丈にするなどの事もありません。

当然、シェルターを作るなどという人もいません。

また集落が皆で集団避難するような場所もないですし、家族で避難所を決めている人もほとんどいません。

地震や津波の時の避難所はありますが、ウクライナの都市、マリウポリのように、ロシアの攻撃に何日も耐えられるような防御を固めた避難所はないのです。

また同時にそれを作ろうという動きもありません。

ネットの中で、ロシアの危機を叫ぶ人もいますが、では避難先や防御を固めるというようなことを主張する人はいないのではないでしょうか。

何か知っているようなことを言う人も、具体的に日本の防御をいう人は少ないのではないでしょうか。

基本的に政府を批判したり、ロシアやウクライナの政権について語る人はいますが、それ以上の事をする人はほとんどいません。

その状況で、本当に日本の安全、我々の安全を守ることができるのでしょうか。
甚だ疑問です。

もちろん、脅威はロシアだけではありません。

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