ではなぜ、「知ったようなことを言う人も、日本の防衛について語らない」のでしょうか。
それは、やはり上記に書いたように、日本人の歴史の中に「占領された」「主権を国家全体が失った」「文化を強制された」というようなことがないからではないかと思います。
広島や長崎の原爆も、それを落としたアメリカではなく、なぜか日本の政府に賠償請求をしていますし、戦争責任として、日本の政府を攻めるようなことはします。
では、アメリカや当時の連合国について、本当に原爆の使用が正しかったのかということを追求した日本人は何人いるのでしょうか。
もちろんいないとは言いません。
しかし、それが表にならない、そのような人が称賛されない世界が日本なのです。
そのようなことでよいのかということを考えなければならないのではないでしょうか。
日本は、日本が悪い、日本が何もしなければ戦争は起こさないなどという考えを持っていますが、本当にそうなのでしょうか。
さて、そのように日本人に日本の防衛を説く前に、まず次回からは「日本の周辺の脅威」ということを考えてみましょう。
実は、これは第54話でやろうと思いましたが、このまま53話の中で続けてゆきたいと思います。
もう少しお付き合いください。(メルマガ『宇田川敬介の日本の裏側の見えない世界の話』2022年4月25日号より一部抜粋。続きはご登録の上、お楽しみください。初月無料です)
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