プーチンをクラスメイトに置き換えるとわかるG7参加者の酷い言動

 

ロシアのプーチンさんを、日本人は、メディアのおかげで9割ほどの人が、悪魔のように捉えているという。

自分中心心理学では、「一つの場面」を重視する。一つの場面で起こっていることは、他の場面でも起きている。

一つの場面に、自分の人生の基礎と言えるほどの根本的な信念や言動パターンが隠れていることも少なくない。まったく関係がないということは、まず、ない。

そんな眼で観ると、どうだろう。

大も小も同じ。

これを「クラスメート」に置き換えるとどうだろうか。

いじめられっ子を名指しで、「みんなが馬鹿にしてからかっている」図だ。いじめ体質そのものだ。

まず、各国の首脳陣の意識がこのレベルだというのに失望させられる。いかに誠実さがないことの証左だろう。誠実さがないということは、国民に対しても、ということを意味する。

どうして、からかいたくなるのか。もし、西欧側の、ロシア制裁が功を奏していれば、そこまでいじめられっ子をからかう必要はない。それは、いじめっ子たちにしてみれば、いじめられっ子がしぶとくて、思ったほどには自分たちの思惑通りになっていなくって、負け惜しみを言うしかないということかもしれない。

以前、同様のサミットだったと思うけれども、余興で日本の原爆のシーンを野外で映し出していた。原爆が投下された瞬間の場面が画面いっぱいに映し出されると、各国の主たる人々やアメリカの歴代大統領らは、満面の笑顔で拍手をしていた。その中でただ一人、プーチン大統領だけが、神妙な面持ちで十字を切っていた。

アメリカ歴代の大統領らでは、こんな場面もあった。何かの追悼式で、みんなが哀悼の意を表してうたっているときに、ブッシュ元大統領はふざけた態度で踊っていた。それをオバマ夫妻らはクスクスと笑っていた。前安倍首相の、沖縄での追悼式のときの追悼文が、前年とほぼ同じ文章で、誠意が感じられないという話と、これが重なる。

こんな姿を目にするにつけ、一般の人々が信じていることが正しいのかという疑問もそうだが、世界の〇〇という人々が、本当に世界のリーダーとしての資質があるのか、という疑問も起こってくる。

訪問先のトルクメニスタンで報道陣を前にしたプーチン氏は、G7首脳らのこうした発言について質問されると、「ウエストまで脱ぎたかったのか、もっと下まで脱ぎたかったのか知らないが、どちらにしても気持ちが悪い光景のはずだ」と答えた。

この箇所は、ジョークではなく、人身売買、レイプ、虐待、小児性愛等の実態を示唆している。麻薬商売よりも実入りがいいという話だ。

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