そして最後に、プーチンさんは、こうまとめている。
「あなた方が話題にした同僚たちを、私は全員、個人的に知っている。お互いの関係において、今は最善の時期ではないので、これは理解できる。しかし、それでも彼らは全員リーダーなので、それぞれ気概の持ち主だということだ。なので、本人がその気になれば、望む改善をもちろん実現できるはずだ」
いじめらっれ子が、いじめられっ子で終わることなく、最後に、こんなふうに言う。
日本人の目には悪魔と映るプーチンさんだから、それぞれに意見があるだろう。けれども少なくともこれらの場面で、真摯な気持ちで取り組んでいないのはどちらのほうだろう。
小さな場面で誠意がない人は、大きな場面でも誠意がない。小さな場面で嘘をつく人は、大きな場面でも嘘をつく。
その人独自のパターンだから、どこにおいても変わらない。
プーチンさんが悪魔であるかどうかはわからないけれども、世界各国の首脳の方々が、国民のため、あるいは平和のために行動しているとは、とても思えない。むしろ、悪化するのを煽るような行動をしているように見えてしまうのは、私だけなんだろうか。
どんな判断、どんな結論を出すかはその人たちそれぞれだから、それにとやかく言うつもりはないいけれども、表向きの言動ではなく、“さまざまな場面での具体的な言動”のほうに注意を払って判断する目を養っていたほうが、自分を守る行動ができると思う。
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