ネガティブな言葉として使われる『諦める』に隠された本来の意味

Silhouette of an exhausted sportsman at sunset with the horizon in the background
 

自然の流れに逆らわないこと

コロナ以降(否、人生の覚悟を決めて以来と言って良いでしょう)、私の周囲ではいろいろなことが起こっています。もちろんそれは吉凶禍福様々。慌てず騒がず、なぜそういう事態になっているのかを探る時、気がつくのが「煩悩」といわれるものです。それは、余計な欲、不要な思考と置き換えても良いかもしれません。

私自身深く自省してみると思い当たるのが、自分の意識、余分な欲、例えばネガティブな思考が現実化しているだけだということです。

そして、自律的でなく、依存的な自分の状態が、まさに現状を生み出しているのだとわかります。メルマガで再三にわたって論じてきた、私たち人間が陥る問題や課題をそのまま私自身が体験させられているかのように諸々問題が降っては湧いてきているのだということに気づかされるのです。

では、諸問題の渦中にある時どう対処するのか?

まずは慌てず騒がず、物事の原因を冷静に、正確につかむことです。大抵が(人間的な)余計な思念から発せられていることを知らねばなりません。人の思考は、ともすると自然の流れに逆らうように働きます。

詳細は書きませんが、私事を振り返ってみても、無意識に抵抗しているときなど、その最たるもので、そういうときは物事は決して良い方向には動きません。

自然の流れに沿うために、余計な思念を横に置くこと、すなわち「諦める」こと、あるいは「手放す」ことが大事なんだと痛感します。

私は私自身の固執するものを、ことを実際手放すことを決断しました。正確に言うと、そう決断せねばならない状況に追い込まれたという感じです(笑)。

しかしながら、未来は明るいことはわかっています。明らかにして前に進むこと、それこそすべてが幸せに至る鍵なんだと思うのです。

■今回のポイント 

・諦めるとは明らかにすること
・前進するための手放す勇気
・流れに逆らわず、乗りましょう

(メルマガ『岡本浩和の「ZEROコミュニケーション術」~感覚にアクセスできれば人間関係は今よりずっと良くなる~』2022年8月1号より一部抜粋、続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)

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株式会社オーパス・スリー代表取締役国家資格キャリアコンサルタント米国CCE, Inc.認定GCDF-Japanキャリア・カウンセラー1964年、滋賀県生。1988年、早稲田大学第一文学部卒業後、株式会社NHKプロモーション入社。音楽イベントなどのプロデュース業に携わるが、3年で辞め、人材開発、教育会社に転職、以後2007年1月まで16年間にわたり大学生の就職支援、若手社会人のためのリーダーシップ研修、コミュニケーション研修など800回以上のセミナーのファシリテーション業務を通じ、延べ10,000人に及ぶ個人カウンセリングに携わった。2007年、独立、これまでのキャリアを生かし、「人と音楽」をテーマに独自の視点でセミナー主宰、企業研修、講演、執筆活動、首都圏の大学での講義を行なっている。

 

30年にわたる人間や人間関係にまつわる30年に発見と研究から、日々、人間の本性の素晴らしさを実感しています。本性とは感覚。どうやって感覚にアクセスするのかを皆様にお伝えしたいと思っています。

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