まとめ
ここまでをまとめてみましょう。
- ロシア軍はルガンスク、ドネツク、ザポリージャ、ヘルソンを支配している。(ただし、ドネツク、ザポリージャは州全土を支配しているわけではない)
- ロシアは、「今支配しているところは、ロシアのもの」という原則で停戦交渉を行いたい
- 一方、ゼレンスキー政権は領土を譲る気が全然なく、「クリミアも奪還してやる!」と決意している
- 当然、ウクライナは、停戦交渉に消極的
- ウクライナ政府と同じ強硬な立場なのが、アメリカ、イギリス、ポーランド、バルト三国など
- 一方、停戦交渉をすべきと考えているのが、ドイツ、フランス、イタリア
- 中国、インドは、ロシアの味方ではなく中立
- 中国、インドは、ロシア産原油の輸入を増やしているが、それは単に「ロシア産が今安いから」
- 一方、中国は、二次的制裁を恐れ、対ロシア輸出を減らしている
となります。
(無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』2022年8月20日号より一部抜粋)
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