プーチンが習近平に激怒。二次的制裁を恐れ対ロシア輸出を絞る中国の狡猾

 

まとめ

ここまでをまとめてみましょう。

  • ロシア軍はルガンスク、ドネツク、ザポリージャ、ヘルソンを支配している。(ただし、ドネツク、ザポリージャは州全土を支配しているわけではない)
  • ロシアは、「今支配しているところは、ロシアのもの」という原則で停戦交渉を行いたい
  • 一方、ゼレンスキー政権は領土を譲る気が全然なく、「クリミアも奪還してやる!」と決意している
  • 当然、ウクライナは、停戦交渉に消極的
  • ウクライナ政府と同じ強硬な立場なのが、アメリカ、イギリス、ポーランド、バルト三国など
  • 一方、停戦交渉をすべきと考えているのが、ドイツ、フランス、イタリア
  • 中国、インドは、ロシアの味方ではなく中立
  • 中国、インドは、ロシア産原油の輸入を増やしているが、それは単に「ロシア産が今安いから」
  • 一方、中国は、二次的制裁を恐れ、対ロシア輸出を減らしている

となります。

(無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』2022年8月20日号より一部抜粋)

image by: Free Wind 2014 / Shutterstock.com

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【著者】 北野幸伯 【発行周期】 不定期

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