追い詰められたプーチン。懸念される“核の前に化学兵器使用”の「禁じ手」

 

ロシア敗戦後の世界秩序

ロシアは、核兵器を持つので、戦争での敗戦はない。ロシア国内での反戦活動や国内選挙での国民の声により、戦争を終わらせるしかない。

ウ軍もロ軍をウクライナ領内から追い出すまでしかできない。ロシアの改革は、民主化することと、ウクライナへの賠償と戦争犯罪の追及で行うことになる。

この過程でプーチンを国外に追い出すことになる。そして、ナヴァーリヌイ氏を民主化のトップに据えることになる。ここまでは前回と同じであるが、民族国家群に分割できるかどうかが分からない。

その方向には、中国は反対するからである。中国としてもロシアの存在が必要であり、西側諸国との対決のためには、仲間が必要であり、その中核がロシアであるからだ。

この調整を米国と中国で行い、中国をロシアから離すしかない。

中国も経済合理性のないロシアとは、そりが合わないようであり、欧米側は、経済合理性で中国とは会話ができる。

経済合理性で、中国と協議して、ロシアの方向を決めるしかない。

しかし、イランなどの参戦で中東に火が点けば、第3次世界大戦になり、このシナリオとは違うことになる。これを心配するが、まだ、その心配は早いようだ。

さあ、どうなりますか?

(『国際戦略コラム有料版』2022年8月22日号より一部抜粋、続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)

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