プロパンガス利用アパートへの入居は要注意!
大都市で、築15年以内のアパートは、都市ガス利用が多くなってきていますが、一般的にプロパンガス利用のアパートに入居する場合は要警戒でしょう。
入居に当たっての家賃相場は適正でも、入居してから、プロパンガス料金がやたらと高かった──ということがあるからです。
そうならないためにも最初から、都市ガス導入のアパートを選択したほうが賢明なのです。
一人暮らしでガスをあまり使わず、月間1立米未満の場合なら、それほど気にすることもないかもしれませんが、1立米以上利用の人は、一度請求書記載の料金体系がどうなっているのか──といったチェックをすることは大事です。
チリも積もれば山になるからです。
プロパンガス業界は競争に晒され始めた!
ところで、プロパンガス業界は、これまでは閉鎖的な談合体質で、お互いの縄張りを守って競争を避けてきました。
しかし、近年は、従来型の閉鎖的体質の事業者と、顧客の奪い合いを平気で行う競争タイプ事業者とに2分化されるようになってきています。
仁義なき戦いが巻き起こっているのです。
消費者にとっては喜ばしい「競争原理」がはたらきはじめてきたわけです。
「保険の見直し」を謳う業者を真似て「プロパンガス料金の見直し」の旗印を掲げ、他の事業者の顧客を奪う先鋭的な事業者までもが登場しているのです。
いずれにしろ、プロパンガス利用者は、料金チェックだけは怠りなく、これからは不適正価格だと感じたら、プロパンガス業者を変更する検討も必要になることでしょう。
一戸建てに住んでいるプロパンガス利用の人は、ぜひ月々の価格を点検してみてください。
また、現在アパートに住み、ボッタクリ料金に遭っている方は、長期的には都市ガス利用のアパートへの転居を考えたほうがよいでしょう(プロパンガス供給は大家さんと業者との契約のため、アパート入居者の立場ではプロパンガス料金はどうにもできないからです)。
こうした問題について、マスメディアは報じてくれませんが、経済情勢厳しき折柄、自力救済の精神で、生活を少しでもよりよくするための工夫と努力は欠かせないのです。
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