橋本環奈にまつわるNHKのウソとは?芸能事務所も記者も唖然…メディア総局長“虚偽発言”の背景にお役所体質

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女優の橋本環奈さん(23)周辺が、にわかに慌ただしくなってきました。ガーシーこと東谷義和氏(51)からの暴露予告、それを打ち消すかのようなNHK紅白歌合戦MCへの大抜擢、さらには俳優の中川大志さん(24)との熱愛発覚などなど…。そんな中、NHKはハシカンの紅白起用について不自然な「ウソ」をついていると指摘するのは、芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんです。

なぜウソを?NHKが橋本環奈を紅白に起用した理由

今週の驚いたニュースといえば、『ザ・ドリフターズ』仲本工事さんが交通事故で亡くなった事です。

1週間程前、『デイリー新潮』が実娘の告白として“ドリフ・仲本工事、27歳年下の妻に置き去りにされ“ゴミ屋敷”で犬猫と生活”という記事が報じられたばかりでした。

芸能記者目線でコメントをすれば、十分に心が癒えてからで構わないので、夫人が会見を開いて状況説明をするのも世間に対する“誠意”だと思われます。

もうひとつ驚いたことといえば、19日に行われたNHKメディア総局長の定例会見がありました。

会見の中で『紅白歌合戦』の司会の人選に触れ、“NHKの番組に対して貢献度が高いので司会をお願いするということはありません”と公然と発言したのです。

これまで何十年も芸能マスコミの間で半ば常識とされていたことを、公の場できっぱりと否定してみせたことに、私は本当に正直に驚き、憤りさえ感じてしまいました。

NHK職員でさえ口にする業界のルールを、メディア総局長という立場の人間が堂々と、自信満々に否定したのですから…。

直近の『紅白』紅組司会者といえば川口春奈、二階堂ふみ、綾瀬はるか、広瀬すず…では彼女たちは一体どういう理由で紅組司会者にキャスティングされたのか、逆にお聞きしたいくらいです。

これは明らかな虚偽発言ではないでしょうか。

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芸能プロダクション社長らもビックリ

私は定期的に複数の芸能プロダクション社長と会食をしているのですが、NHK番組のタレントのキャスティングの話題になると決まって彼等の口からは“あそこの人たちはお役人と一緒だから…”という表現を聞きます。

この“お役人”をわかり易く言えば、“融通が利かない、臨機応援に欠ける人たち”、“耳無芳一”とでも言いましょうか、芸能プロ社長たちから見れば“何の役にも立たない、肩書きにふんぞり返る人種”で、本当に困った人たちの集まりという捉え方をしているようです。

メディア総局長の、欺瞞に溢れ返った会見記事を読みながら、私は30年近く前の『紅白』直前取材を思い出していました。

私はまだ駆け出しの下っ端で、編集部担当デスクから『紅白』を数週間後に控え、“NHKの広報責任者に菓子折りでも持って挨拶に行ってこい”と命じられていました。

印象が良ければ、表には出ない現場の裏情報を教えてくれるかもしれないわけですから、それをこんな新米記者の私が請け負ってもいいのかと聞きたい言葉を飲み込んでいたことを覚えています。

挨拶の目的が、松田聖子だったか中森明菜だったかは全く憶えていませんが、1年の締めくくりとなる大舞台『紅白』取材のどさくさに紛れて便宜を図ってもらうことだったことだけは間違いありませんでした。

細かいいざこざは多々ありましたが、芸能マスコミとNHK、レコード会社、プロダクションが良好な関係だった時代のエピソードです。

目をつぶれば、当時芸能記者たちの間では名物だった広報部長の姿が豪快に蘇ってきます。

広報室で女性職員に案内されて部長の席に向かうと、真冬なのに何故か扇子を忙しく仰ぎながら「御苦労さん!」と私に声を掛けてくれた部長に、感動すらしたものでした。

そして部長は、唾をつけながら手帳をめくり、取材の日取りを決めてくれたのです。

今では考えられない程に融通が利いていたNHK…『紅白』の広報部長の“鶴の一声”には誰もが従うしかなかった、そんな時代だったのです。

時代は流れ、今年の『紅白』には番組存続の命運が掛かっている…とも言われています。

メディア総局長が評価した“新しい風を紅白歌合戦の舞台に持ち込んでいただける方”である橋本が、最後の紅白歌合戦紅組司会者にならないよう、願うばかりです。

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プロフィール:芋澤貞雄
1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao

記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」

image by : 福博中 / CC BY-SA

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