河村たかし市長の“セクハラ仕草”は故意か過失か?日常のふとしたハンドサインに潜む罠、他人事では対策難しく

2022.11.16
by たいらひとし
 

知らずに使っている「秘密結社」のハンドサイン

ハンドサインが誤解を生む事例はいくつかある。

ひとつは河村氏のように「単にサインを間違えて全然違う意味になる場合」、そしてもう一つは「同じサインでも見る人によって全く違う意味に捉えられる場合」だ。

例えば中指と薬指を折ったまま、他の3本の指を広げると、アメリカの手話では「アイラブユー」の意味になるが、このサインはロックバンド「KISS」のメロイック・サイン(侮辱、またはサタンやサタン崇拝などを意味する)と同じになる。KISSのジーン・シモンズのキャラクターはDEMON(悪魔・サタン)なので、地獄をイメージさせ、全く違う意味になってしまうのだ。

さらに、「イルミナティ」という秘密結社では「コルナ」という悪魔バフォメットをあらわすサインとなり、こちらは「ブラック・サバス」の元ボーカリストであるロニー・ジェイムス・ディオが広めている。イタリア系であるロニーの祖母が、イーヴル・アイズ=邪眼の魔除けのサインとして使っていたという。

「陰謀論」を語るサイトでは、世界の首脳陣が出しているこの「アイラブユー」のサインを、「コルナだ」と断定しているようだ。

往年のプロレスラー、スタン・ハンセンの決めポーズと全く同じだが、こちらは「テキサスロングホーン」というハンセン地元の牛をあらわしているという。

人差し指と親指で丸を描く「オッケーサイン」も、見ようによっては悪魔の数字「6」に。また、開いた他の指がWと丸をさかさまに見て「P」とし、WP=ホワイトパワー(白人至上主義)をアピールしていると解釈する人もいるという。

人種によって解釈が変わり、「キュンです」のように新しく生み出されるものもあるため、とにかく「ハンドサイン」に油断は禁物のようだ。

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image by: 円周率3パーセント, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons、いらすとや

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