現役医師がカラクリ暴露。なぜ医師国家試験の合格率は異常に高いのか?

 

まとめ

なんだかんだ書いてきましたが、結局一番臨床能力が高いのは専門医を持っていなくても、常に新しい治療方法を勉強し続けているお医者さんだとは思います。

もし受診している最中に「新聞でこういう治療方法があると読んだんですが」と話をしてみた時に「ああ、あの治療に関しては……」と即答できなくても、「そういう治療法が報道されているんですね、すみません不勉強でした。次までに調べておきます」と言う反応をされる先生ならとても良い先生です(新聞もよく読んだら「治療法ができた」ではなく、治験が始まった、だけかもしれません。しかしそこで否定しないでチェックをすると言える先生は絶対いい先生です!)。

確実にヤバいのは「患者のくせにそうやって治療法とか言ってくるってどう言うつもりなんだ!?そんなにしってるなら自分で治療したらどう!?」と逆ギレしてくる狭量(わかりやすくいうと「ケツの穴が小さい」)な医師です。大体において自信がない人ほどキレやすいことが多いので、そう言うことを言われたら「素人のくせに嫌なこと言っちゃった……すみません……」とか思わず、「ケツの穴の小さい医者だなぁ」と聞き流してください。専門医を持っていてもこんな対応する医者に命を預けるなんてナンセンスですからね……(そこしか病院がない場合は本当に困る問題ですが……)。

さて今回はドラマとかでよく聞く研修医とか指導医とか専門医などのめっちゃ簡易版説明をさせて頂きました。学会によって色々と異なる点もありますが、大体の学会は学会のHPにアクセスするとどこにどんな専門医がいるかを公開しています。気になる場合はチェックしてみても良いかもしれません!では今日はこの辺で失礼いたします。

次回は「産業医ってなんぞ?(休職した後の産業医面談のコツ)」で予定しております(予定は未定なので変わる可能性もありますのでそこはお許しください!)。ではまた次回お会いできることを楽しみにしております!

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文系から理転して医学部へ、医者になってからも内科医から精神科医へ転身を繰り返している落ち着きのないADHD当事者、依存症家族、AC当事者、毒親育ちのノンバイナリー(無性)。持ち前の衝動性で書籍を書いたりしながら常勤医として奮闘中のバクが、世間の目がまだまだ偏見に満ちている精神科領域について医療者目線と当事者目線で語ったり雑談したりします。その他産業医目線での復職についてや、DPAT(災害派遣精神医療チーム)の話、表ではいいにくいジェンダー問題や発達障害についての赤裸々なお話を不定期にお届け予定です。

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