日本で近づく「マスク生活」終了。中国のコロナ対応は今どうなっている?

Chinese passport and world mapChinese passport and world map
 

日本では「マスク解禁」の予告が出て、新型コロナウイルスによってすでに浸透している「マスク強制生活」が終わりを迎えようとしています。そんななか、中国ではどのようなコロナ対応がなされているのでしょうか。今回の無料メルマガ『出たっきり邦人【アジア編】』では、中国・深圳在住のMochiさんが、  現在の中国コロナ事情について詳しく語っています。

『華南の風』中国・深セン【22】コロナ終焉?

皆さんこんにちは!配信が遅れましてすみません!

前述の通り、人口の90%が感染したという現在の深センは「ほぼ安全」な状況です。感染したことが無いという人に会うのは稀で、私がまだ感染したことが無いと言うと驚かれます。私自身は遅れ馳せながら日本でワクチンを打ってきた直後ということもあり、それほど心配もしてません。もちろん外出時はマスクを継続しています。

全面解禁したことで他の都市への移動や顧客訪問が元に戻り、久しぶりに会ったとある企業の方から聞いた話が興味深いです。

他国の状況を知らない一般的な中国人はこの異常な感染スピードに別段疑問も持っていないようで、「やっぱりオミクロンはすごいね」で終わっていますが、日系企業の集まりで話題になったのが「感染拡大前日に不思議な雲を見た」ということでした。深センでもお隣の東莞でも拡大する前日に低高度で飛行機雲の一種が出ており、ゴルフ中に撮られたその雲を見たある方が、「なんか実家で見た農薬の空中散布をする時に出来る雲に似てるんだよな~」。その発言が意図することに気づいて一同静まり返ってしまったそうです。もちろん確かめようがありませんが、まさかのまさかならゾッとしてしまいます。恐らく史上最大の人体実験ですね。

軽症と聞いていたオミクロンですが、「全身の痛みと咳と喉の痛みで予想以上にしんどかった」という人が多く、しかもワクチンを打っていない人と3回打った人が訴える症状が変わらなくて「チャイナワクチンの有効性って?」と考えてしまいました。

火葬場の行列が日本ではニュースになっていたみたいですが、こちらでは上がるそばからサイバー部隊に消されてしまうので、当事者でない限り現状はわかりません。

上述の方が不動産関係から聞いた話では深センにある5か所の火葬場が10日間フル稼働だったとのこと。

1体の火葬に3時間かかるそうで8人/日として深センでは400人が10日間で亡くなったことになります。中国にはこのような火葬場が数万か所あるそうで、12月後半から1月にかけての爆発的流行で亡くなった総数は推して知るべしです。法人向け医療サービス会社の営業から聞いた話では「感染爆発前の死因のトップは脳梗塞だったのに感染爆発後は一気に心不全に変わった」とのこと。コロナによる死として扱われていないので、政府が発表するコロナによる死者数にも反映されず。この辺はお得意の数字のマジックです。

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