日本で近づく「マスク生活」終了。中国のコロナ対応は今どうなっている?

Chinese passport and world map
 

さて、ゼロコロナ政策が撤廃されたのを機に3年振りに香港へ出張してきました。もっとも古い羅湖のイミグレから向かったのですが、いくつか気づいたことを記します。

その1、出入国の際はWeChatでの健康申告が必須。先日日本から戻る際に登録していたappを更新してQRコードをスキャンしてOKが出て初めて出国(この場合は深センを出る)できます。

以前は黄色の出入国カードがありましたが、廃止されたようです。パスポートのみで出ることが出来ました。

その2、香港では健康申告に関する一切の登録、報告は不要。100%コロナ前と同じです。

その3、羅湖から香港へ向かう東鉄線の車両が新しくなっていました。そして終点がHongHum駅から二駅延長されAdmiralty駅になっていました。

その4、香港から出る際は自動化ゲートでパスポートをスキャンするだけで出られました。自動化ゲート(eチャンネルと言います)に登録していたパスポートから番号が変わっているのに普通に通過できたので、今は誰でも通れるようです。

その5、中国に入る前にまた例のappで健康申告。過去14日間にどこに居たかのところで「香港に1日居た」と記入したらエラーが出て、係員に説明したところ「14日間香港に居たことにしとけ」と直され、それで出てきたQRコードをスキャンして「OK」…このappはパスポートの出入国履歴とはリンクしていないようです。

何はともあれ3年振りの香港!香港支店を訪ね、同僚達と再会を果たし、みんなで夕食を食べているとコロナが終わりに近づいている気配を感じました。もちろん食事中以外はオフィス内でもマスク着用なので警戒はしているのですが、海外からの往来も増え、だんだんこの辺の規制が緩和されていくのだと思います。当たり前のことが当たり前にできる日常。それはもうそんなに遠くないところまで来ているのかもしれません。

(『出たっきり邦人【アジア編】』2月26日号より一部抜粋)

著者/Mochi(「『華南の風』中国・深セン」連載)

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