ChatGPTが苦手な日本語の形態素解析が得意「Notion AI」が使える予感

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メモやタスク管理、Todoリストにドキュメント管理などが一つになった人気の万能ツールNotionが「Notion AI」を正式リリース。早速試して使い勝手を報告してくれるのは、『メルマガ「ニューヨークの遊び方」』著者で人気ブロガーのりばてぃさんです。マーケティングの仕事にはつきものながら、時間もコストもかかる日本語の形態素解析で完璧に近い働きをしたと、ChatGPTを上回る能力を確認。入力した情報が暗号化されることもビジネスユースに適していて、エクセル+αの使い途に大きな可能性がありそうと伝えています。

未来をつくる仕事術:Notion AIは形態素解析をするのに便利

様々な機能のついているNotionですが先週、正式にAIをリリースしました。昨年末にお試しとして一部のユーザーに公開されていましたが、その使用状況などを参考に改善し、正式リリースとなったそうです。
Notion AIを正式リリースしました!

Noitonのアカウントを持っている人ならば無料版であっても20回無料で利用できます。もっと使いたい方は月額8~10ドル、利用するバージョン次第ですが、けっこう安価で使えます。

なお、Notion AIは他のChatGPTやPerprexicityと違い、入力した内容をAIトレーナーが開発に参考にするというのがないので、入力した情報は暗号化され外部には漏れないとのこと。これはビジネスで利用する方には重要なポイントだと思います。

というわけで、早速各所で使い方など話題になっていますが、その多くが文章を要約させたり、文章を書かせるものが多いですが、中にはNoitonはもともと関数使えたりと多機能なので、エクセルで処理していたものプラスアルファ的な作業を試しているのもあったりします。

それらを見ていて、ふと、日本語の形態素解析ってしてくれるのだろうか?と思ったのです。少し前にデータサイエンス会社のお仕事で日本語処理において、日本語特有の形態素解析がけっこうやっかいだという話をしたことがありました。

仮にキーワードが少なくても一仕事(もしくはそれ以上)増えるし、数が数百以上になると確実に外部にアウトソースして処理してもらっています。でも外部に出すと少し時間がかかるし、数百ドルのコストではあるので、少量であっても効率化できたらいいのになと思っていたところにNotion AIが登場!

早速試してみたらきちんと形態素解析してくれました。微調整が必要なところは若干あるけども完璧に近いです。なおNoiton AIはGPT3を使っているとのことなので、ChatGPTでも試したら全然ダメでした。調べたところ、Notion AIは形態素解析を導入しているから対応できているのだとか。

そんなわけでこの実験結果を上司と創業者に連携したので、テックチーム含めデータチームでの効率的な活用を今後いろいろ模索していくのかなと思います。

Noiton AIは自分で処理するには時間がかかるようなエクセルプラスアルファの作業とかで力を発揮してくれそうな気がします。

個人では無料版を利用していますが、Notionを使っているので、いよいよAIを使うために有料版を購入しても良いかもしれないなと思いはじめています。お試しできるので、ご興味ある方はぜひどうぞー。

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ニューヨークの大学卒業後、現地で就職、独立。マーケティング会社ファウンダー。ニューヨーク在住。読んでハッピーになれるポジティブな情報や、その他ブログで書けないとっておきの情報満載のメルマガは読み応え抜群。

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