「リスクがあるからやりたくない」という管理職がクビになるべき理由

 

世の中、あらゆる場面でリスクと遭遇します。しかし最近は「リスクがあるからやりたくない」と、リスクフリーを求める人が増えているそうです。そんな時代に喝を入れるのが、無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょうおんさんです。今回のメルマガでは、「リスクを取れない管理職はクビにした方が良い」などとバッサリ切っています。

リスクフリーを求める世の中

我々の人生のあらゆる局面で、リスクは存在します。リスクとは不確実なモノで、現実になってしまったら自分にとって悪い影響がある可能性のことです。

ところが最近は、リスクフリー(リスクが存在しないこと)を求める人が増えてきたんですよね。つまり、

●それはリスクがあるからやりたくない

みたいなことを言う人が増えてきたということです。

本来は、「リスクがある、だからなんだよ!」と言わなきゃならないんです。考えるべきは、そのリスクがどれくらいの確率で現実になって、現実になった時にどのようなインパクトがあるのか? を考えることで、その確率やインパクトが大きいのなら、

■どうやってリスクを下げることができるか?

を考えるべきなんです。

リスクを取れない管理職はクビにした方が良い

ちなみに、管理職の仕事はこれ。ですから、管理職のくせして「リスクがあるからやりたくない」なんて言ったら、その場でその人をクビにした方が良いです。

真っ当な管理職は、リスクの確率とインパクトを計算して、それを下げる手段を考えて、それでもリスクが残る、しかしリスクに見合ったリターンがあるというのなら、

●最後はオレがケツを拭いてやるから頑張れ!

って言うモノなんですよ。

管理職なんて問題が起こった時に、部下のためにケツを拭く、責任を取ってあげることが最大の仕事なんですから。そんな責任を取りたくないから、アタマを使ってリスクコントロールをするわけでしょ。

逆に部下の立場で物事を見たら、上司が判断できる材料を用意して、リスクの確率とインパクト、対するリターンの大きさを伝えなきゃならないんです。そこまでは部下の仕事ですから。

そもそも巨大なリターンを取りに行こうとする時に、ノーリスクでそれが行えることなんて無いんですから。ビジネスの世界で、露天掘りとか、濡れ手に粟とか、ローハンギングフルーツ(手を伸ばせばもぎ取れるところにあるフルーツのこと)なんてものは、生に度だって見つからないのが当たり前なの。

ほとんどのことは、相応のリスクを背負って、そのリターンとして成果を手に入れるんですから。そんなにリスクがイヤなら、怖いなら、ビジネスなんてやったらダメなんですよ。今日あなたがこれから会社に向かうことにだって、リスクは存在するんですから。

それでもリスクに無頓着で、イケイケドンドンな人よりはマシです。リスクは嫌いすぎてもダメですが、完全無視で突っ走るのが番ダメなんです。だって事故ったら死んじゃいますから。

このあたりのバランス感覚が風の時代には求められるんですよ。どっちにしようかな、行くか行かないか迷うなー、という時に、何を考え、どんな行動をするのかは、これからの時代には非常に重要視されます。つまり未来を計算するアタマの良さと、その計算結果に基づいて、エイヤッ!と勝負に出る勇気が、あなたの未来を決めるのです。

ですから、リスクがある局面では、それを怖がるのでは無く、冷静に判断することが求められるんです。これだけ覚えておけば、徒に逃げ回ったり、無鉄砲に走り出したりすることはありませんから。

リスクがある場面は、あなたが試されている場面でもあるんですよ。

image by: Shutterstock

サラリーマンで年収1000万円を目指せ。
著者/佐藤しょ~おん
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