なぜ、小さな会社を高く売るには「社長の終活」が必要なのか?

 

小さな会社を売却する際、懸念となるのはお金の部分。「高く売れるのか?」「買い手にどうアピールするべきか?」 今回の無料メルマガ『税金を払う人・もらう人』では著者で現役税理士の今村仁さんが、スモールM&Aで会社を高く売るためにすべきことを解説しています。

社長の終活 スモールM&Aのポイント

■高く売るためのポイント3つ

スモールM&Aに絞って考えた時に、出来るだけ高く売却するには、どうしたらいいでしょうか。

スモールM&Aの現場で長年お仕事させて頂いて考える「高く売却するポイント」は、以下の3つではないかと思います。

高く売却するポイント 

1.複数の買い手候補集める
2.売却決めたら、最後は全力疾走する
3.社長が終活する

今回はその中でも、巷であまり言われない「社長の終活」についてです。

■社長が終活する 

マッチングサイトに載せてもそれほど多くの買い手が現れなかった方、どう努力しても売却直前の売り上げや利益上げられなかった方、ご心配なく。

そのような方でも、下記実行すれば、高く売却できる可能性があります。

社長の終活

・社内資料や取引先一覧表など引継ぎ書類の整備
・仕事の仕方やノウハウ出来るだけ社内共有する
・社長がいなくても会社が回ることイメージしてその準備する

スモールM&Aでは特に!

最後の出来るだけ高く売却するポイントは、上記にあるような「社長が終活する」です。

スモールM&Aでは特に、仕事における社長の依存度が高いです。

また、会社が組織化されていないため、書類の整備や情報の共有などで一般的な中小企業に大きく劣ることが多いです。

逆に、重要書類がきちんと整備されていて、重要な取引先や仕入れ先などが一覧となっていると、それだけで買い手へのアピールとなります。

また、特定のや社長への依存度少しでも下げる努力として、社内情報共有の仕組みの整備や社長がいなくても会社が回ることイメージして多少でも準備しておくと、他の小規模企業でそういったことされているケースは少ないので、買い手アピールにつながることでしょう。

image by: Shutterstock.com

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【著者】 マネーコンシェルジュ税理士法人 【発行周期】 週刊

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