なぜ、あなたのポジティブ思考は「3日坊主」で終わってしまうのか

 

人間は1日6万回思考し8割9割がネガティブなことを考えていると、メルマガ『菊原智明の【稼げる人、売れる人に変わる知恵】』の著者で経営コンサルタントの菊原智明さんは話します。しかし、悪いことばかりを考える癖がついていては問題です。菊原さん自身も以前は、常に最悪の妄想ばかりをしていたそうです。そこからどうやって変われたのか? 実践した行動を紹介します。

あなたの中のBGMを最適化して自動的に結果を出す

仕事をしていて「あの件が心配だなぁ」などと考えることが無いだろうか?

無意識にネガティブなことを考えてしまう。よくやってしまうことだ。嫌なものだが、これは仕方がない。

人は1日に6万回思考する。その8割9割がネガティブとも言われている。これは異常なことではない。

そもそも生き残った人類は心配性。猛獣などにおびえていた人間が生き残った。それが自分たちの祖先なのだからネガティブになるのもしょうがない。

とにかく脳は24時間動いている。寝ても覚めても脳はいろいろなことを考えている。

私はこのことを“生きる上でのBGM”と呼んでいる。

BGMとは“背景に流す音楽”のこと。この音楽によって雰囲気が変わる。

にぎやかなお店はアップテンポのBGMを流す。ちょっと大きくても気にならない。

逆に落ち着いた雰囲気のお店は“リラックスできる穏やかなBGM”を流すもの。

お店の雰囲気に合わせてBGMを最適化しないと「なんか居心地が悪い」と感じるようになる。普段は意識しないが結構重要な要素なのだ。

自分の中に常に流れているBGMがある。既に述べたように無意識だとネガティブに傾いてしまう。それを意識的にコントロールする必要がある。

過去の私は常に“悪いBGM”を流していたものだ。

・今月も契約ゼロだったらどうしよう
・あの件がクレームに発展するのでは…
・来年はクビかな

などなど。こういった悪い妄想ばかり考えていた。まだ起こりもしない不幸なことばかり頭に浮かぶ。これではモチベーションが上がるはずもない。

この時、さらに追い打ちをかけていた。何気なく“ネガティブ情報をインプットしていた”ということ。

・ネガティブなニュース
・悪い噂話
・物事をマイナスにとらえる

などなど。悪いインプットをすれば、悪いアウトプットになる。今から考えれば当たり前のこと。

だから無意識に「〇〇になったらどうしよう…」などと考えてしまっていた。

ネガティブなBGMのバリエーションはいろいろある。一番多かったのは「あの時こうすればよかった」という過去の後悔。これもたちが悪い。

さらには「どうせろくな人生にならない」といった未来への不安を考えていた。悪い妄想だ。

過去、現在、未来のすべてがネガティブに思えた。こんなことを考えながら成功することはない。当然のように悪い結果が訪れた。

これを徐々に修正していった。といっても修正はそう簡単ではない。悪しき習慣と分かっていても長くやってきたこと。なかなか癖が抜けなかった。

軽いネガティブ思考の人なら「ポジティブな言葉を意識しよう」とくらいで修正できるかもしれない。

しかし、私は筋金入りのネガティブ思考。そう簡単には治らない。

まず取り組んだのは“言葉ではなく行動で示す”ということ。

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