社交辞令と演技だらけの日本人の雑談が世界で通用しないのは当然

Diverse friendly male partners colleagues talking walking in modern office hallway, young african american and caucasian business men discussing common project work meeting in company work space
 

さっそく本文のなかから、気になった部分を赤ペンチェックしてみましょう。

雑談に近い意味の英語となると、「smalltalk」や「chat」、「chitchat」などかもしれませんが、そのニュアンスは日本語の雑談とは大きく異なります

世界のビジネスシーンで、一流のビジネスマンが交わしているのは、日本的な雑談ではなく、「dialogue」に近いもの

ダイアローグの5つの意図

(1)状況を「確認する」
(2)情報を「伝える」
(3)情報を「得る」
(4)信用を「作る」
(5)意思を「決める」

日本の雑談は定番のフレーズの後ろに隠れることで、自己開示をしない、あるいは自己開示をしなくて済む雑談が多いのですが、ヨーロッパの国々では、決まったフレーズはなく、「その人」に特化した雑談になることがほとんど

無条件の肯定的関心とは、相手の話を良し悪しや好き嫌いで判断せず、「なぜそのように考えているのか?」を肯定的に知ろうとすること

欧米の一流のビジネスマンは、しっかりと事前準備をして雑談に臨んでいます。IRレポートなどを読み込んで相手先の会社の経営状態や業績の実績、今後の見通しを知っておくことは当然ですが、SNSで近況を検索したり、同僚や友人、知人を通じて、「相手はどんな人なのか?」という情報を徹底的に調べた上で対峙しています

世界のビジネスマンは、雑談を学びの場と考え、お互いの人生を豊かにするための知識や情報を「やりとり」する時間と捉えています

意図的に雑談の機会を作るオフィス設計

異業種の相手には「サイクル→トレンド→パターン」を聞く

6つの雑談のNGポイント

01 相手のプライベートに、いきなり踏み込まない
02 「ファクト」ベースの質問は意外に危険
03 ビジネスの場で「収入」の話はしない
04 「シチュエーション」を考えた雑談を心がける
05 「宗教」の話は無理に避ける必要はない
06 「下ネタ」で距離感が縮まることはない

昔、外資系企業で飲み会をやった際、上司が女性にNGトークをして場が冷め、その空気を感じ取った外国人上司から、「EIJI、彼はさっき何と言ったんだ」と深刻な表情で詰められたことがありますが、この辺の感覚は、持っておかないと今後、トラブルになる可能性もあると思います。

社内研修の教材として、また個人のコミュニケーションスキルを上げるヒントとして、ぜひ、読んでおきたい一冊です。

image by: Shutterstock.com

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Amazon.co.j立ち上げに参画した元バイヤー、元読売新聞コラムニスト、元B11「ベストセラーBookV」レギュラーコメンテーター、元ラジオNIKKEIレギュラー。現在は、ビジネス書評家、著者、講演家、コンサルタントとして活動中の土井英司が、旬のビジネス書の儲かる「読みどころ」をピンポイント紹介。毎日発行、開始から既に4000号を超える殿堂入りメルマガです。テーマ:「出版/自分ブランド/独立・起業」

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【著者】 土井英司 【発行周期】 日刊

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