高島屋の中元戦略は何が凄い?鍵となるメリハリ消費と来店促進

TOKYO, JAPAN - 23 July 2021:Takashimaya sign
 

来店促進とは?

来店促進の戦略とは、お店に顧客を引き寄せるためになにができるか?を考えることです。

例えば、この高島屋では中元のギフトとして、旬の果物や地元産品を厳選した、記事にあるようなオリジナル商品を提供しています。

お中元を提供する小売業は、デパートに限らず多くありますが、顧客から選ばれるには、“高島屋だけでしか買えない特別な商品”という魅力を打ち出す必要があります。

このメルマガでもよく説明するように、お中元を送る人からすると、高島屋も三越も、Amazonも楽天も、全部同じに見えるので、「高島屋はここが違う」という独自価値を、ちゃんとコミュニケーションしないと、顧客はわからないのです。

そもそも顧客はなにを求めているのか?

先程のように、メリハリ消費があるな、と気づいたら、すぐに来店促進戦略に取り入れやいところです

その際に、まずは顧客の心理を、もう少し深掘りする必要があるでしょう。

多くの顧客は次のような購買体験を求めます。

1.特別な体験を求める 

お金を使うとき、人々は単に物を手に入れるだけではなく、特別な体験を求めます。例えば、ユニクロのUTはアーティストや人気ブランドとのコラボレーション商品で、これを着ることで特別な体験やステータスを享受できます。

2.価値に対する納得感

たとえ商品が高価格であっても、その価値が明確で、それに見合った満足感や納得感が得られると、消費者は購入を決定します。価値は商品の特長、利便性、高品質な素材など、多岐にわたります。

3.限定商品への欲求 

人々は限定商品に強く引き寄せられます。それが「今しか手に入らない」「数に限りがある」といった独自性と希少性を兼ね備えている場合、それは一種のステータスを象徴し、購入意欲を刺激します。

うちの会社はなにができるか、ではなく、まずは「顧客はなにが欲しいのか?」を先に考えることが大事です。

この記事の著者・理央 周さんのメルマガ

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