元国税調査官が指南「高級2ドアスポーツ車を会社のカネで買う方法」社長が裁判に勝ったワケ、税務署に経費を認めさせる方法とは?

Tokyo,-,Feb,2,,2015:,Mercedes,Benz,Sl55,Amg,(r230,
 

「会社のクルマ」といえば従業員用はワンボックスバン、そして社長用は4ドアのベンツというイメージ。あまりに華美な高級車を社用車にしようとしても、税務署に経費を否認されてしまうから――というのがその理由です。しかし、メルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』を発行する元国税調査官で作家の大村大次郎さんによれば、憧れの2ドアスポーツカーを「会社の金で買う」ことは十分に可能とのこと。税務署を黙らせ、男のロマンを実現する方法とは?

「社長のクルマは4ドアベンツ」という勘違い

今から十数年前、『なぜ、社長のベンツは4ドアなのか?』(小堺桂悦郎著・フォレスト出版)というビジネス書がベストセラーになりました。

なぜこの本に、このようなタイトルがつけられたかというと、

「2ドアの車というのは、後部座席にお客さんを乗せることができない」
「事業用の車というものは、お客さんを乗せるためにあるのだから、2ドアの車は社用車にはできない」
「だから社長のベンツは4ドアなのだ」

というオチになっていたのです。

でも、この本のオチは実は事実誤認なのです。2ドアのスポーツタイプの車であっても、社用車にすることができるのです。今回は、そのことについてご説明したいと思います。

税理士も尻込みする「税務の都市伝説」に騙されるな

スポーツカーというと、男性にとってはロマンのあるものですが、趣味の世界のものでもあります。これを会社の金で買えるなどということは、到底、思えないはずです。

事実、税理士の多くも、「スポーツカーを事業の経費で落とせるか」と聞けば、ノーと答えるはずです。

しかし、2ドアのスポーツカーの購入費が事業の経費として認められた例が実際にあるのです。

税務の世界では昔から「2ドアの車は会社の経費(社用車)にはできない」という都市伝説があります。

2ドアというと、スポーツタイプの車であり、「カッコいい車」であり、常識的に見れば事業に使えるものとは言えません。だから、こういう都市伝説が生まれたのです。

『なぜ、社長のベンツは4ドアなのか?』という本も、この誤解に基づいて書かれたものだったので内容的にはウソなのです。裁判の判例で、この都市伝説は明確に覆されているのです。

2ドアのスポーツカーを経費で落とすロジックとは?

ある社長がスポーツタイプの2ドアの車を社用車とし、税務署はそれを否認したために、裁判となりました。

この社長は、2ドアの車を、出勤や出張の際に使っており、「会社の業務で使っているのだから社用車として認められるべきだ」と訴えたわけです。

そして、判決ではこの社長の言い分が通ったのです。この社長は、プライベート用に別の――(メルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』ではこの続きとして、社長側の主張が認められた具体的な理由を解説。さらに、「次々に明るみに出るワクチンの薬害」「なぜ日本の技術が韓国に流出するのか?」のコラムもご覧いただけます。ご登録の上お楽しみください。初月無料です)

この記事の著者・大村大次郎さんのメルマガ

初月無料で読む

初月無料購読ですぐ読める! 6月配信済みバックナンバー

※2023年6月中に初月無料の定期購読手続きを完了すると、6月分のメルマガがすべてすぐに届きます。

  • 「電子マネー、クレジットで納税するときの注意」「物品税を廃止した財務省の無能さ」「なぜ日本の商店街はシャッター通りになったのか?」(2023/6/15)
  • 「2ドアのスポーツカーを会社の金で買えるか?」「次々に明るみに出るワクチンの薬害」「なぜ日本の技術が韓国に流出するのか?」(2023/6/1)

いますぐ初月無料購読!

こちらも必読! 月単位で購入できるバックナンバー

初月無料の定期購読手続きを完了後各月バックナンバーをお求めください。

▼2023年5月分

  • 【特別増刊号】実家や別荘を狙い撃ち「令和の空き家大増税」が始まった。元国税調査官が教える“負動産貧乏”回避の節税テクニック(2023/5/4)
  • 「信託相続って何?」「なぜ東芝は中国の下請け企業に買収されたか?」「接種率世界一なのにコロナ死亡率世界一」(2023/5/1)

購入はこちら

▼2023年4月分

  • 「住民税はどこも一緒ではない」「資産家52億円申告漏れ事件」「なぜ日本の製造業は中国、韓国に喰われたのか?」(2023/4/16)
  • 「今さら人に聞けない税金還付1」「東京女子医大と国税局の攻防」「若者の自殺率世界一。韓国の地獄とは?」(2023/4/1)

購入はこちら

▼2023年3月分

  • 「無料で家族旅行する方法」「ユーチューバーの脱税」「韓国の若者は地獄に住んでいる」(2023/3/16)
  • 「会社員が遊園地、映画等に格安で行く裏ワザ」「タックスヘイブン脱税事件」「未だに大々的にワクチン接種しているのは日本だけ」(2023/3/1)

購入はこちら

▼2023年2月分

  • 「今からでも間に合う税金還付」「サラリーマンが副業して税金還付される方法」「国際データで見る日本の終焉」(2023/2/16)
  • 「車を買うなら中古車がいい?」「サラリーマン副業の税金」「住職二人が1億5千万円の所得隠し」(2023/2/1)

購入はこちら

▼2023年1月分

  • 「サラリーマンのための起業入門2」「ビートルズ解散の原因は”税金”だった!?」「河野太郎氏の重過失」(2023/1/16)
  • 「ジャニーズの追徴課税解説」「サラリーマンの起業入門」「河野太郎のデマを分析してみる」(2023/1/1)

購入はこちら

▼2022年12月分

  • 【特別増刊号】政治家や官僚にダマされるな!元国税調査官が伝授する、日本のバカバカしい「大増税」に振り回されず生き抜く方法(2022/12/29)
  • 「金持ちにも優しい富裕税の導入を」「愛人手当を経費で落とす方法2」「忘れられがちな税金還付2」(2022/12/16)
  • 「忘れがちな税金還付」「なぜ世襲議員は相続税を払ってないのか」「愛人手当を経費で落とす方法」(2022/12/1)

購入はこちら

▼2022年11月分

  • 「キャバクラ代を経費で落とす方法2」「今さら人に聞けない会計基礎知識1」「なぜ先進国で日本の賃金だけ下がっているのか?」(2022/11/16)
  • 「キャバクラ代を経費で落とす方法」「北朝鮮のミサイル開発を支える闇経済」「世界はワクチンから離れている」(2022/11/1)

購入はこちら

▼2022年10月分

  • 「知らないと損するゴルフ利用税」「サラリーマン副業節税を国税庁が認めた!」「武富士一族の史上最大の節税」(2022/10/16)
  • 「観光にかかる税金」「なぜ竹中平蔵氏は逮捕されないのか」「新型コロナ・東近江市の衝撃データ」(2022/10/1)

購入はこちら

▼2022年9月分

  • 「ワクチンを打った方がコロナで死にやすい」大阪府公表データより(2022/9/20)
  • 【特別増刊号】元国税調査官も太鼓判、自営業・フリーランスの「特殊な節税術」とは?(2022/9/20)
  • 「サラリーマン副業節税はできなくなった?」「竹中平蔵氏の逮捕はあるのか?」(2022/9/16)
  • 「サラリーマンが不動産経営すれば税金がやすくなる?」「ロシアの不気味な経済力」ほか(2022/9/1)

購入はこちら

▼2022年8月分

  • 「あなたはブラックリストに載っていない?」「収入の波が大きい人の節税策」「プーチンは世界の石油市場を支配している」(2022/8/16)
  • 「サラリーマンも交際費が控除できるって知ってます?」「宗教とお金と政治の問題」(2022/8/1)

購入はこちら

▼2022年7月分

  • 「生命保険を使った財テクの裏ワザ」「倒産防止共済は最高の節税アイテム」「宗教と政治の問題」(2022/7/16)
  • 「国民健康保険未加入の罠」「純金投資の裏ワザ」「FX長者が続出しているカラクリ」(2022/7/1)

購入はこちら

▼2022年6月分

  • 「知らないと損する純金投資」「国税職員らの給付金詐欺事件解説」(2022/6/16)
  • 「知らないと損するNISA」「維新のメディア操作」「”ワクチン接種者の方が感染しやすい”厚労省の衝撃データ」(2022/6/1)

購入はこちら

▼2022年5月分

  • 「都市計画税に気を付けよう」「池袋のワンルームマンション税にも気を付けよう」「橋下徹氏の上海電力問題とは?」(2022/5/16)
  • 【GW特別号】元国税が暴露、子育て世代を苦しめる「税金の無駄遣い」のヤバさ(2022/5/6)
  • 「税金を使おう」「零細業者を直撃するインボイス制度」「中国が台湾を絶対に手放さない経済的理由」(2022/5/1)

購入はこちら

▼2022年4月分

  • 「自治体から家賃を補助してもらおう」「国民健康保険の減免制度とは?」「中国の静かなアジア侵攻”スリランカ危機”」(2022/4/16)
  • 「乳房税とは?」「住んだまま家を換金する方法」「ロシアは”仲間外れのジャイアン状態”だった」(2022/4/1)

購入はこちら

▼2022年3月分

  • 「日本維新の会と吉本興業の危ない関係」「犬を飼っている人にかかる犬税」「空き家を放置すると固定資産税が6倍に」(2022/3/16)
  • 「ふるさと納税がやりやすくなった」「孫への教育資金援助の特例」「国がワクチン接種を進める理由」(2022/3/1)

購入はこちら

▼2022年2月分

  • 「生命保険は相続税対策にもなる」「ワクチンは重症化を防ぐという嘘」(2022/2/16)
  • 「遺産分配の基本は”配偶者優先”」「実は恐ろしいワクチンの有害事象データ」(2022/2/1)

購入はこちら

▼2022年1月分

  • 「起業するとき会社にするか個人事業者でやるか」「ワクチンは重症化を防ぐという大ウソ」(2022/1/16)
  • 【新年特別号】元国税調査官が教える「節税」で日本に正義を取り戻す方法とは?岸田政権“新しい資本主義”で損をしないポイント(2022/1/3)
  • 「所得控除を使いこなそう」「先進国でワクチンが強要されている理由」(2022/1/1)

購入はこちら

▼2021年12月

  • 「戦後最悪の超過死亡はなぜ起きた?」「争族を防ぐための相続入門」(12/16)
  • 「日大の田中理事長の脱税事件とは?」「国税OB税理士は脱税し放題?」ほか(12/1)

購入はこちら

▼2021年11月

  • 「争族にならないための相続入門」「国会議員と国税庁の怪しい関係」(2021/11/16)
  • 「本当に純金は財テクになるのか?」 「プラチナ積立って何?」 「相続税よりも怖い“争族”」(2021/11/1)

購入はこちら

2021年10月分

  • 「なぜ日本人の賃金は韓国より安くなったのか」「なぜWHOは役に立たないのか」「PCR費用は医療費控除できるか」(2021/9/16)
  • 「おしどり贈与で賢い相続を!」「金持ちの税負担はフリーター以下」(2021/9/1)

購入はこちら

2021年9月分

  • 「なぜ日本人の賃金は韓国より安くなったのか」「なぜWHOは役に立たないのか」「PCR費用は医療費控除できるか」(2021/9/16)
  • 「おしどり贈与で賢い相続を!」「金持ちの税負担はフリーター以下」(2021/9/1)

購入はこちら

2021年8月分

  • 「なぜ長者番付が廃止されたのか?」「非正規雇用は税金払いすぎ」「日本国民を戦争に走らせた超格差社会」(2021/8/16)
  • 「副業収入は税務署にばれるのか?」「フリーター、非正規社員は税金を払いすぎているかも」「国民を幸福にしない日本の医療システム」(2021/8/1)

購入はこちら

2021年7月分

  • 「消費税5%より食料品を0%に!」「国民健康保険、国民年金には減免制度がある!」「橋下維新と竹中平蔵氏の危ない関係」(2021/7/16)
  • 「震災復興事業での鹿島建設社員の脱税事件」「国民健康保険料は自治体によって全然違う」「今の大阪では子供を産めない!」(2021/7/1)

購入はこちら

2021年6月分

  • 「付加年金という年金の裏ワザ」「住宅ローン控除の特例が新型コロナで延長された!」「若者が大量流出!大阪が危ない!」(2021/6/16)
  • 「ふるさと納税の限度額を知る方法」「自営業の確定拠出年金」「橋下維新という日本の闇」(2021/6/1)

購入はこちら

2021年5月分

  • 「ふるさと納税の具体的な仕組み」「大阪のコロナ死者数を激増させた維新の責任」(2021/5/16)
  • 【GW特別号】元国税が教える「ふるさと納税」の今と未来と賞味期限。節税で最大限「得する」ための考え方(2021/5/5)
  • 「確定拠出年金を使い倒せ!」「坂本龍馬の倒幕戦略~経済で幕府を倒す~」「公共事業大国なのに社会インフラがボロボロ」(2021/5/1)

購入はこちら

2021年4月分

  • 「相続税の密告に気をつけろ」「公的年金を増やす方法2」「もはや日本は途上国」(2021/4/16)
  • 「ビットコイン長者の脱税」「公的年金を増やす方法2」「ワクチンは本当に安全か2」(2021/4/1)

購入はこちら

2021年3月分

  • 「年金を増やす方法1」「新型コロナワクチンは本当に安全なのか?」(2021/3/16)
  • 「働き盛りパパの生命保険の罠」「素人が陥りやすい投資の罠」「なぜ新型コロナ特効薬イベルメクチンは承認されないのか?2」(2021/3/1)

購入はこちら

2021年2月分

  • 「コロナ特効薬イベルメクチンはなぜ承認されないのか?」「カジノとマネーロンダリング」「エリート税務署員のとんでもない犯罪」(2021/2/16)
  • 「自営業、経営者、副業者に役立つ小規模企業共済」「クレジット詐欺メールにご注意を」「オリンピックに頼る日本の愚かさ」(2021/2/1)

購入はこちら

2021年1月分

  • 「相続税対策としての生命保険」「日本に民間病院が多い驚愕の理由」「本能寺の変~光秀と信長の経済対立~」(2021/1/16)
  • 「なぜ日本はコロナ重症者が少ないのに医療崩壊に瀕しているのか?」「サプリ、栄養ドリンクも医療費控除の対象に」(2021/1/1)
  • 【新年特別号】元国税が教える「2021年版 節税の裏ワザ」税金還付は最強の財テクだ(2021/1/1)

購入はこちら

※1ヶ月分330円(税込)で購入できます。

すべてのバックナンバーを見る

image by: yousang / Shutterstock.com

大村大次郎この著者の記事一覧

元国税調査官で著書60冊以上の大村大次郎が、ギリギリまで節税する方法を伝授する有料メルマガ。自営業、経営者にオススメ。

有料メルマガ好評配信中

  初月無料で読んでみる  

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 大村大次郎の本音で役に立つ税金情報 』

【著者】 大村大次郎 【月額】 初月無料!¥330(税込)/月 【発行周期】 毎月 1日・16日 発行予定

print
いま読まれてます

  • 元国税調査官が指南「高級2ドアスポーツ車を会社のカネで買う方法」社長が裁判に勝ったワケ、税務署に経費を認めさせる方法とは?
    この記事が気に入ったら
    いいね!しよう
    MAG2 NEWSの最新情報をお届け