自分の感覚を持ち続けるための4つの習慣
イマーシブな体験によって自分の感覚を取り戻したり再生させたりしたあと、それをどう続けていくかを、シルク・ドゥ・ソレイユでは「4つの習慣」として提唱しています。
それは、時々快適な環境の外で動いてみることです。人間は、予測できないものがあったり、予測されない中に身を置くと不安になるから「不快」になるわけですね。だから予測できない場所に身を置くのは、自分を発動させる上で、とても大事なことです。
そうやって、時々快適な環境の外で働いてみることはすごく大事だし、その中で異なることに挑戦して、自分の限界を超えていくリスクを取ること。そして同じことを繰り返さないこと。同じことを繰り返さないというのは、大きいプロジェクトだけではありません。日常の仕事の中でも、ほんの少しの変化を入れていく。
日常の仕事の中でも創造性を発揮することをしていくことで、「INVOKE THE IMAGINATION」「 PROVOKE THE SENSES」「 EVOKE THE EMOTIONS」という自分の感覚、想像力、感情の動きを続けることができるのです。
・時々は快適な環境の外で働く
・異なることに挑戦してリスクを取る
・同じことを繰り返さない
・大きなプロジェクトだけではなく、日常の仕事の中でもちょっとした新しいこと、クリエイティビティを発揮する
僕たちはこの4つをやっていくことで、理性だけではなく、情動もリフレッシュし続けられる。理性や情動が心の中で錆びついてきていると思ったら、またこういったサーカスの世界に戻っていくと、自分の心についた垢や錆が取れて、もう一度感覚が動き出します。「こういった習慣を身に着けてみるといいよ」というのが、久しぶりに家族でシルク・ドゥ・ソレイユを見て思ったことです。
ふだんは「新しいこととのつながり」みたいなことを言っていますけれども、「情動のつながり」も楽しみながら、つながる未来を楽しみましょう。じゃあね。
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